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2004 年度 実績報告書

ポートフォリオ評価を活用したオンディマンド型講義における学生評価法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 16650215
研究機関早稲田大学

研究代表者

浅田 匡  早稲田大学, 人間科学学術院, 助教授 (00184143)

研究分担者 野嶋 栄一郎  早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (20000086)
向後 千春  早稲田大学, 人間科学学術院, 助教授 (00186610)
魚崎 祐子  早稲田大学, 人間科学学術院, 助手 (20386650)
キーワードe-ラーニング / ポートフォリオ評価 / 高等教育 / オンディマンド型講義 / 学生評価
研究概要

本年度は、早稲田大学人間科学部e-スクールにおける、ホームルーム(HR)および講義におけるグループ・ディスカッションのログの分析を行なった。遠隔教育においては学習者が他の学生や教員との相互作用が取りにくく、その結果として学習コミュニティが成立せず、ドロップアウトが増加することが指摘されている。オンディマンド型講義においても、学習成立の要件であるHRやグループ・ディスカッションでの相互作用を評価観点として組み入れる必要があると考える。その結果、HRは学校における休み時間のような役割を果たし、それが学習成立を支えていることが支持された。また、グループ・ディスカッションにおいてもBBSが十全に機能するかいなかも人間関係に左右されることが示された。
また、高等教育機関におけるe-Learningの実践/評価の研究として、ほぼすべての授業がストリーミング動画像として配信される早稲田大学人間科学部e-スクールの実践において、主として収録場所(スタジオ、教室)の違い、画質、音質等の観点から授業コンテンツの品質の評価を実施し、日本教育工学会等で報告した。
さらに、動画像が添付可能なBBS・システムを開発し、所沢市内の教員研修で試行を行なった。これは、学生によるレポート形式に動画を組み込んだ形式を導入する準備として行なったものである。学生のレポート形式として、受講生に対して行なった「いじめ」に関する調査データを共有し、その分析を考察を行なわせたレポートや授業記録の配信とそれに基づくBBSでの教師インタビューを行い、それらのログをデータとしてのレポートなど、静止画や動画によるレポート形式の試行を行なった。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2005 2004

すべて 雑誌論文 (4件)

  • [雑誌論文] 新しい学力観と測定評価の課題2005

    • 著者名/発表者名
      野嶋栄一郎
    • 雑誌名

      教育システム情報学会シンポジウム「情報化時代に対応した大学入試と能力評価」予稿集

      ページ: 9-14

  • [雑誌論文] 早稲田大学eスクールの実践:大学教育におけるeラーニングの展望2004

    • 著者名/発表者名
      向後千春, 西村昭治, 浅田匡, 菊池英明, 金群, 野嶋栄一郎
    • 雑誌名

      日本教育工学会研究報告集 JSET04-3

      ページ: 17-23

  • [雑誌論文] eラーニング授業の満足度は何が規定するか:早稲田大学人間科学部eスクール1年目の全授業評価の分析2004

    • 著者名/発表者名
      向後千春, 松居辰則, 西村昭治, 浅田匡, 菊池英明, 金群, 野嶋栄一郎
    • 雑誌名

      第11回日本教育メディア学会年次大会発表論文集

      ページ: 45-48

  • [雑誌論文] キャンパスモデル」e-Learningの実践:早稲田大学人間科学部eスクールの取り組み2004

    • 著者名/発表者名
      西村昭治, 浅田匡, 向後千春, 菊池英明, 金群, 松居辰則, 野嶋栄一郎
    • 雑誌名

      日本教育工学会第20回全国大会講演論文集

      ページ: 149-152

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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