研究概要 |
平成16年度〜平成17年度のLO研究会(ラーニングオブジェクトけんきゅうかい)での研究成果を踏まえ、アメリカで培われてきた顕著なID理論(Behaviorism, Cognitivism, Constructivism等)を基に日本の教育環境に効果的な学習要因を取り入れた教材コンテンツの設計・制作を行った。昨年の研究で新たに加えることになったヒューマン・インターフェイスの研究成果を取り入れて、教材コンテンツ開発・制作の作業を行った。 教材コンテンツは(1)素材レベルのナレッジ・オブジェクト(説明文、画像、映像、音声など)、(2)ナレッジ・オブジェクトを一纏めにして作るラーニング・モジュール、さらに(3)ラーニング・モジュールを一纏めにしたラーニング・オブジェクトのレベルからなり、ナレッジ・オブジェクトとラーニング・モジュールはCMS(The Learning Edge)サーバーに格納した。インストラクターがCMSサーバにアクセスし、ダイナミックに教材コンテンツを学習者のレベルや学習志向(視覚志向/聴覚志向)に合わせて学習者ごとに教材コンテンツを作成できるシステムを開発した。 インストラクターが作成した教材コンテンツはLMS(WebCT)サーバーより学習者に配信される。LMSは同期・非同期のコミュニケーション機能が備わっていて学習者の学習進捗をモニターする学習進捗モニターシステムである。 CMS(The Learning Edge)サーバーとLMS(WebCT)サーバーは昨年度の設備費で購入したSun Fire V210/1GHz UltraSPARC IIに導入した。 以上。
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