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2004 年度 実績報告書

複合現実感型学習環境における身体動作が理解や記憶に与える効果

研究課題

研究課題/領域番号 16650219
研究機関独立行政法人メディア教育開発センター

研究代表者

近藤 智嗣  独立行政法人メディア教育開発センター, 研究開発部, 助教授 (70280550)

キーワード複合現実感 / 学習環境 / 身体動作 / バーチャルリアリティ / ミクストリアリティ / 記憶
研究概要

複合現実感(MR : Mixed Reality)は,インタラクティブな3次元コンピュータグラフィックスを実空間に融合させる技術である.本研究では,この技術を学習環境に応用し実用化することを目指しており,特に本萌芽研究としては,学習者の身体動作によって操作できるというインタフェースに焦点を絞り,その身体動作が理解や記憶に与える効果を測定することが目的である.
本年度は,学習コンテンツとして,1)数学の空間図形,2)ハングル入門,3)人体脳の構造,4)恐竜の展示,の4つのコンテンツを実験用素材として用意し,人体脳については各部位の名称を示すだけでなくシナリオ的要素を加えた実験用の学習コンテンツとなるように改訂を行った.これらの実験用素材は学習環境として複合現実感の効果を測定することが目的であるため,アノテーション(注釈)等や,複雑な空間配置が内容に含まれており,実験計画における要因とした.また,学習効果の測定を行う方法としては,学習者の操作過程を記録できる機能をコンテンツにもたせた.本年度使用したシステムは,簡易なWebカメラを携帯可能な小型ノートパソコンに取り付けて,実験が可能なように構成し,実用化を念頭に置いたシステム構成にした.来年度からは,これらの素材をもとに認知心理学的な実験を進めるとともに,システムは,シースルー型ヘッドマウントディスプレイを用いる等,より効果的な表現手法を検討する計画である.

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2004

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] ミクストリアリティ技術の学習環境への応用2004

    • 著者名/発表者名
      近藤智嗣, 笹川清喜
    • 雑誌名

      第11回日本教育メディア学会年次大会発表論文集

      ページ: 155-156

  • [雑誌論文] 新しい教育メディアとしてミクストリアリティ2004

    • 著者名/発表者名
      近藤智嗣
    • 雑誌名

      視聴覚教育 684・10

      ページ: 22-25

  • [雑誌論文] 身近になったミクストリアリティ型学習環境2004

    • 著者名/発表者名
      近藤智嗣
    • 雑誌名

      NIME Newsletter No.2秋号

      ページ: 6-7

URL: 

公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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