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2005 年度 実績報告書

都市近郊の里山の保全と活用に関する総合的研究

研究課題

研究課題/領域番号 16651015
研究機関恵泉女学園大学

研究代表者

新妻 昭夫  恵泉女学園大学, 人間社会学部, 教授 (40308292)

研究分担者 鬼頭 秀一  東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 教授 (40169892)
澤登 早苗  恵泉女学園大学, 人間社会学部, 講師 (20318877)
宮内 泰之  恵泉女学園大学, 人間社会学部, 講師 (70352705)
篠田 真理子  恵泉女学園大学, 人間社会学部, 助教授 (80409812)
松村 正治  恵泉女学園大学, 人間社会学部, 講師 (90409813)
キーワード擬似里山環境 / クロトン / 花の代替物 / 環境心理学 / 色彩心理学 / 熱帯の庭様式
研究概要

研究課題をふまえ、研究分担者がそれぞれの分野で調査研究を進めた。松村正治は都市に残された谷戸景観について、宮内泰之は住宅地の垣根への補助金など緑化政策について、澤登早苗は有機農法の可能性について、また篠田真理子は日本の天然記念物制度を自然保護との関連において歴史的に考察し学位論文とした。
代表者の新妻昭夫は、研究協力者とともに、昨年度の研究課題の調査で見出した新たなテーマ「熱帯の庭様式」におけるクロトンなど葉が赤や黄色の「変り葉物」の調査を沖縄、シンガポール、インドネシアで行った。その結果、欧米や日本の公園や「庭における花の意味」に重要な示唆をあたえると考えられた。この予備調査にもとづき、このテーマの必然性と展望について以下ですこし詳しく報告したい。
昨年度の調査と議論において、都市公園や住宅の庭を「擬似里山」と見立てたとき、両者の間で共通点がきわめて弱いものとして、花壇などの色鮮やかな草花があることがわかった。ほぼ同時に、沖縄の公園・庭の調査時に、草花がほとんどなく、代わりにクロトンやコリウスなど赤や黄色の葉をもつ灌木や多年生草本が多用されていることを見出した。これらを仮に「変り葉物」と呼んでみる。図鑑などの調査で、「変化葉物」類の原産地が熱帯であること、また熱帯気候では一年生草本や球根植物など花壇などで多用される草花がきわめて少ないことがわかった。
これらの事実から、熱帯地域の庭や庭園および公園では、「花の代替物」として赤や黄色の「変り葉物」を使用しているのではという仮説がみちびきだされた。この仮説を検証すれば、「庭における色彩の意味」また里山など自然環境で色彩がもちうる意味を議論することができるようになるだろう。この問題はおそらく、「色彩心理学」よりむしろ「環境心理学」の課題のひとつと考えられる。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2006 2005

すべて 雑誌論文 (6件)

  • [雑誌論文] リンネの旅行者たち-カール・ペーター・ツンベルクと日本2006

    • 著者名/発表者名
      篠田 真理子(訳)
    • 雑誌名

      18世紀における他者のイメージ(中川久定・J.シュローバハ編)(河合文化教育研究所)

  • [雑誌論文] 19世紀英国におけるガーデニング文化の大衆化の研究(助成研究報告)2005

    • 著者名/発表者名
      新妻 昭夫
    • 雑誌名

      園芸文化(恵泉女学園大学園芸文化研究所) 第2号

      ページ: 113-117

  • [雑誌論文] 街なかに残された谷戸景観は大切な文化遺産 かかわり続ける公園づくりで自然と人を再生-山崎の谷戸(神奈川県鎌倉市)2005

    • 著者名/発表者名
      松村 正治
    • 雑誌名

      森、里、川、海をつなぐ自然再生-全国13事例が語るもの(自然再生を推進する市民団体連絡会編)(中央法規)

      ページ: 103-114

  • [雑誌論文] 緑化制度が戸建て住宅地の街路空間に及ぼす影響に関する研究(助成研究報告)2005

    • 著者名/発表者名
      宮内 泰之
    • 雑誌名

      園芸文化(恵泉女学園大学園芸文化研究所) 第2号

      ページ: 135-137

  • [雑誌論文] 有機農業法のビジョンと可能性-自然科学分野を中心に(研究動向)2005

    • 著者名/発表者名
      澤登 早苗
    • 雑誌名

      有機農業研究年報 第5巻

      ページ: 249-269

  • [雑誌論文] 20世紀前半の日本における天然紀念物-科学・政策・自然保護の接点2005

    • 著者名/発表者名
      篠田 真理子
    • 雑誌名

      2005年度東京大学大学院総合文化研究科博士論文

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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