• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2004 年度 実績報告書

ブラジル沖縄系移民社会における言語接触

研究課題

研究課題/領域番号 16652032
研究機関大阪大学

研究代表者

工藤 眞由美  大阪大学, 文学研究科, 教授 (30186415)

研究分担者 山東 功  大阪女子大学, 人文社会学部, 講師 (10326241)
キーワード言語接触 / ブラジル日系移民社会 / アイデンティティー / 沖縄文化 / ウチナーヤマトゥグチ / アンドウ・センバチ / 半田知雄 / 佐藤常蔵
研究概要

ブラジル沖縄系移民社会における日本語の問題を、言語接触(Contact linguistics)の立場から、包括的に考察を試みるべく、以下の調査研究を実施した。
(1)沖縄における言語接触現象に関する文献調査
ブラジル沖縄系移民社会の言語接触研究において極めて重要な意味をもつ、沖縄接触言語であるウチナーヤマトゥグチの言語資料を調査すべく談話資料のみならず地域上限定的に刊行されている出版物等の書記言語の調査収集を行った。
(2)言語接触研究文献調査
言語接触研究の中心機関のひとつであるドイツ連邦共和国チュービンゲン大学において、言語接触研究の最新成果ならびに研究上必須の文献資料について調査収集として、ブラジル日系社会の言語研究に関して大いに示唆的であるドイツ系移民社会研究の状況を調査すべく、ドイツ連邦共和国内大学の言語学関係講座所蔵の文献資料に関するレファランス作業を実施した。
(3)言語接触研究文献調査
日本国内における言語接触研究に関する文献を、主として沖縄社会との関係において立体的把握すべく諸関連領域に拡充させながら、沖縄をはじめ日本国内の主要大学、研究所等の協力を得つつ調査収集を行った。図書館等の協力を得つつ調査収集を行った。
(4)ブラジルにおける言語接触文献調査
主にポルトガル語によるものであったため日本国内での紹介が十分になされてこなかった。ブラジルにおける言語接触研究文献について、サンパウロ大学をはじめとするブラジル連邦共和国内の主要大学、研究所図書館等の協力を得つつ調査収集を行った。
(5)ブラジル日系社会の日本語に関する言語思想史的研究
上記(1)〜(4)をもとに、ブラジル日系移民社会日本語とアイデンティティーとの関係について検証すべく、アンドウ・ゼンパチ、半田知雄、佐藤常蔵といった移民社会知識人の言語分析を行った。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] ブラジル日系社会における混成日本語「コロニア語」の意味2005

    • 著者名/発表者名
      山東 功
    • 雑誌名

      女子大分学(国文篇) 56(印刷中)

  • [雑誌論文] 1950年代のブラジル日系社会と日本語2005

    • 著者名/発表者名
      山東 功
    • 雑誌名

      阪大日本語研究 17(印刷中)

URL: 

公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi