(1)修了生データの整理 2000年度以降、整理が滞っていた修了生データを新しいデータ管理ソフトを用いて整理する作業が終了しつつある。所属センターのホームページの更新に伴い、修了生がそこにアクセスして自己データの更新をするように促している。 (2)代表者は北海道大学に赴き、現在在籍中の修了生に面接し、状況を調査すると共に、本研究の目指している方向性(修了生のアイデンティティや成長を大規模に調査研究する)が妥当なものかどうかを検討した。前年度の結果同様、多くの修了生がその方向を支持する発言を行っており、大規模調査の必要性が十分にあると判断された。 (3)研究分担者は、2005年8月にタイに調査に赴き、母国で活躍している修了生に面接した。 (4)代表者は、2006年3月にベトナム(ハノイ、ホーチミンシティ)、タイ(バンコク)に調査に赴き、母国に帰っている修了生と面接した。同時に在ハノイベトナム大使館、在バンコクタイ大使館、在ホーチミンベトナム総領事館を訪問、広報文化部の係官から当該国の日本への留学状況についてブリーフィングを受けた。またハノイにおいては、元国費留学生が勤める会社が経営する日本語学校を視察、日本留学予備軍とも言える学習者と面談した。タイにおいては、元留学生会が経営する日本語学校を視察、元国費日本留学生会主催の年次総会にも、研究分担者とともに出席した。
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