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2004 年度 実績報告書

電話による日本語リスニング・スピーキング自動試験の運用性・信頼性・妥当性の検証

研究課題

研究課題/領域番号 16652040
研究機関早稲田大学

研究代表者

原田 康也  早稲田大学, 法学学術院, 教授 (80189711)

研究分担者 川口 義一  早稲田大学, 大学院・日本語教育研究科, 教授 (70120912)
細川 英雄  早稲田大学, 大学院・日本語教育研究科, 教授 (80103604)
戸田 貴子  早稲田大学, 大学院・日本語教育研究科, 助教授 (30292486)
キーワード日本語 / 自動試験 / スピーキング / リスニング / 音声認識 / 運用性 / 信頼性 / 妥当性
研究概要

本研究の主目的は、音声認識技術を活用した日本語スピーキング・リスニング自動試験について、運用性・信頼性・妥当性などを検証することである。
日本語のリスニング・スピーキング試験は、教育・学習を客観的なデータから高度化する観点からも、留学・就業など実務上の必要からも求められているが、評価の客観性・統一性・信頼性を確保するためには高度な訓練を受けた試験官を継続的に再訓練する必要があり、短期間に大規模に実施することが困難であるなどの運用上の課題もあった。Ordinate Corporationでは、音声認識技術とテスト理論を活用して、電話を通してシステムと音声で応答することで外国語のスピーキングとリスニングの技能を自動的に測定するシステムを開発・運用している。本研究計画においては、別途同社と協力して作成した日本語スピーキング・リスニング試験の構成と設問項目の事前検討を行い、日本語母語話者ならびに日本語学習者の音声データ収集に協力し、システムの稼動に必要なデータ収集を進めると同時に、運用性・信頼性・妥当性などを検証するためのデータを収集することにある。
今年度の研究においては、設問形式と設問項目について日本語のスピーキング・リスニングの試験として適切なものであるかどうか、テストに使用する音声について、いわゆる「標準語」の話者に限定すべきか、さまざまな「方言」の話者を含めるべきか、試験の目的をどう設定するかとの関係で検討した。言語テストの回答に対する統計的な処理には社会的なコンセンサスが成立しているとみなすことができるが、アンケート調査にあたって、対象者の人権・個人情報保護について十分配慮しつつ同意・協力を得るためのデータ収集方法について検討した。今年度後半には、音声データ収集のためのシステム構築が完了し、来年度の本格的なデータ収集のための予備的なデータ収集を行うことができた。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2004

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 日本語口頭能力自動測定試験の開発とその組み2004

    • 著者名/発表者名
      原田康也, 鈴木正紀, ジャレッドバーンスタイン
    • 雑誌名

      信学技報Technical Report of IEICE TL TL2004-23

      ページ: 23-28

  • [雑誌論文] Developing an Automated Test of Spoken Japanese2004

    • 著者名/発表者名
      Yasunari Harada, Masanori Suzuki, Jared Bernstein
    • 雑誌名

      Proceedings of PACLIC 18: The 18th Pacific Asia Conference on Language, Information and Computation

      ページ: 291-298

URL: 

公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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