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2005 年度 実績報告書

電話による日本語リスニング・スピーキング自動試験の運用性・信頼性・妥当性の検証

研究課題

研究課題/領域番号 16652040
研究機関早稲田大学

研究代表者

原田 康也  早稲田大学, 法学学術院, 教授 (80189711)

研究分担者 川口 義一  早稲田大学, 大学院日本語教育研究科, 教授 (70120912)
細川 英雄  早稲田大学, 大学院日本語教育研究科, 教授 (80103604)
戸田 貴子  早稲田大学, 大学院日本語教育研究科, 助教授 (30292486)
キーワード日本語 / 自動試験 / スピーキング / リスニング / 音声認識 / 運用性 / 信頼性 / 妥当性
研究概要

教育の高度化ならびに留学・就業に際しての必要性から日本語スピーキング試験を求める機運が高まっている。Ordinate Corporationは音声認識技術とテスト理論を活用して外国語のスピーキングとリスニングの技能を自動的に測定するシステムを開発・運用している。本研究計画の主な目的は日本語自動試験開発に必要な音声データ収集に協力しつつ、運用性・信頼性・妥当性などを検証するためのデータを収集することにある。
今年度の研究活動は母語話者ならびに非母語学習者からのデータ収集が中心となった。母語話者については、大学生1500名程度にデータ収集用の試験用紙を配布し、300名程度について音声データの収録と受験者情報の提供を受けた。社会人については、内田洋行教育システム事業部の協力を受け500名程度から音声データ・受験者情報の収集を行っている。非母語学習者については、国内国外の大学・外国語学校・個人などの協力を受け、3000名程度にデータ収集用の試験用紙を配布したが、音声データならびに受験者情報の収集について期待したほど進められなかった。
Ordinate Corporationの自動試験システムは音声認識システムをベースとすることから固定電話での受験を推奨している。音声認識エンジンならびに採点システム開発のためのデータ収集についても固定電話からの受験が求められるが、留学生が固定電話を使用する環境にないことからデータ収集が進まず、このため採点システムの構築が進められず、このためさらに大規模なデータ収集が進めにくいという悪循環に陥ってしまった。受験が固定電話に限定されることが自動試験の運用性にも大きな影響を与えることから、具体的な対応策について日本国内の大手通信会社も交えてOrdinate Corporationと協議を進めている。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] Using Speech Recognition for an Automated Test of Spoken Japanese2005

    • 著者名/発表者名
      Masanori Suzuki, Yasunari Harada
    • 雑誌名

      Proceedings of PACLIC 19 : The 19th Pacific Asia Conference on Language, Information and Computation

      ページ: 317-323

  • [雑誌論文] 音声認識を用いた完全自動の日本語リスニング・スピーキング試験2005

    • 著者名/発表者名
      原田康也
    • 雑誌名

      平成17年度情報処理教育研究集会講演論文集

      ページ: 491-494

  • [雑誌論文] 完全自動の日本語口頭能力測定試験の開発2005

    • 著者名/発表者名
      原田康也, 鈴木正紀, 伴野崇生
    • 雑誌名

      FIT2005 第4回情報科学技術フォーラム一般講演論文集第3分冊

      ページ: 431-434

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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