初年度、まずはコンテンツ用サーバを立ち上げ、音声認識エンジンのダウンロード環境を整え、VXMLの基礎的プログラミングを行い、ネット上での対話レスポンス速度をチェックした。Flashによる画像製作を行った。 1[音声入力式自動対話教材] マイクから入力した音声を音声認識エンジンで読み取り、テキスト変換の後、VMXLにより返答のバリエーションを準備した。 2[アニメーション併用発音トレーニング教材] 学習者がマイクを通して発話した音声を、音声認識エンジンによってテキスト変換しJavaコマンドとして出力した。Flashによって作成したアニメーションにはJavaのコマンドを受け付けるプログラムを取り込んだ。 3[リアルタイム・テキスト・トゥ・サウンド・チャット] 学習者がチャット・フィールドでテキスト入力したメッセージを受信者の端末に転送すると同時に音声変換するようプログラムする。受信者側の音声認識エンジンで送信者のメッセージを音声変換して再生する。送信者はテキストで発信し、受信者は音声で受信するという形式を構築する。ただ、この場合、端末の処理速度の問題はそれによって引き起こされる音声転送の際のタイムラグがあることが分かった。むしろ、専用ソフトによってアナログ音声を交換した方が効率的である。次年度はその方向で進めたい。
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