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2006 年度 実績報告書

東アフリカ・マー語系社会における廃物利用のヴァーチャル・ミュージアム構築

研究課題

研究課題/領域番号 16652064
研究機関静岡県立大学

研究代表者

湖中 真哉  静岡県立大学, 国際関係学部, 助手 (30275101)

キーワード文化人類学 / 民族学 / 東アフリカ / 物質文化 / 廃物資源利用 / 貧困の文化 / 牧畜社会 / ケニア
研究概要

本年度は、これまでの物質文化サーヴェイの調査成果と野生の動植物利用に関する調査成果をもとに調査資料の整理分析とデジタル変換を進め、サンプル社会における物質文化と野生の動植物利用に関するマルチメディア・データーべ一スを作製した。
本研究の成果の一部は、口頭発表としては、日本文化人類学会第40回研究大会、日本アフリカ学会第43回学術大会、科学研究費特定領域研究「資源の分配と共有に関する人類学的統合領域の構築」国際シンポジウム"Towards Anthropology of Resources"の三つの機会に口頭発表した。
印刷形態では、研究成果公開促進費の助成を受けて、単行本『牧畜二重経済の人類学-ケニア・サンプルの民族誌的研究』として刊行し、放送大学「資源人類学」印刷教材に「再生資源の活用」と題する章を発表した。サンプルの消費について、文化人類学会学会誌に論文を発表した。
インターネット上における公開としては、廃物資源利用のヴァーチャル・ミュージアムをインターネット上に構築し、研究代表者が奨励研究(A)において既に開設したウェブサイトと組み合わせて、学界外を含む幅広い対象に対して公開した(http://africa.u-shizuoka-ken.ac.jp/)。ウェブサイトは、(1)91点の展示画像と9点のムービーを解説を加えながら、アニメーションにより編集したマルチメディア主体の部分と、ウェブログにより構成される速報性と相互性を重視したテキスト主体の部分を組み合わせる手法で構築した。また、(2)資料使用許諾情報をヴァーチャル・ミュージアムの「チケット」のコーナーに設置するなど、親しみやすさと情報悪用への対策を両立させるために展示構築を工夫した。(3)これまでの研究成果出版物は「書籍部」、学術大会口頭発表は「館員室」にまとめ、総合的に東アフリカ社会を学べるようにした。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (1件) 図書 (2件)

  • [雑誌論文] 市場経済化と牧畜的消費様式-ケニア中北部・サンブルの世帯経済の事例2006

    • 著者名/発表者名
      湖中 真哉
    • 雑誌名

      文化人類学 第71巻2号

      ページ: 169-195

  • [図書] 牧畜二重経済の人類学-ケニア・サンプルの民族誌的研究2006

    • 著者名/発表者名
      湖中 真哉
    • 総ページ数
      322
    • 出版者
      世界思想社
  • [図書] 資源人類学(再生資源の活用)(内堀基光, 菅原和孝, 印東道子(編))2006

    • 著者名/発表者名
      湖中 真哉
    • 総ページ数
      90-101
    • 出版者
      日本放送出版教会

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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