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1 カール・レンナーの初期の主要著作"Der Kampf der oesterreichischen Nationen um den Staat Erster Theil. Das nationale Problem als verfassungs- und Verwaltungsfrage" (1902)を訳出、『国家をめぐるオーストリア諸民族の闘争 第一部:憲法行政問題のとしての民俗的問題』として『岡山大学経済学会雑誌』(第37巻第3号、2005年12月および第37巻第4号、2006年3月)に発表した。引き続き翻訳を同誌に掲載する予定である。
2 上記の"Der Kampf der oesterreichischen Nationen um den Staat Erster Theil. Das nationale Problem als Verfassungs- und Verwaltungsfrage"とレンナーの民族理論の代表作である"Das Selbstbestimmungsrechtder Nationen inbesonderer Anwendung auf Oesterreich" (1918)およびオットー・バウアーの民族理論の代表作"Die Nationalitaetenfrage und Sozialdemokratie" (1907)を比較した報告原稿「オーストリア民族理論の形成:カール・レンナー、オットー・バウアーの民族政策論を中心に」を執筆した。この内容は2006年50月27日に神奈川大学で開催される経済学史学会第70回大会で報告される予定である。
3 2005年9月にウイーンのオーストリア労働運動史研究所において文献調査をおこない、オーストリア社会民主党ブリュン党大会(1899年)から、1902年の"Der Kamf der oesterreichischen Nationen um den Staat"にいたる時期のカール・レンナーの諸論文、および当該時期のオーストリア社会民主党関連の諸文献を調査、分析した。上記はその成果の一部である。
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