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2006 年度 実績報告書

ビジネス・シミュレーションによる戦略フォーミュレーションと組織デザイン

研究課題

研究課題/領域番号 16653027
研究機関北海道大学

研究代表者

平本 健太  北海道大学, 大学院経済学研究科, 助教授 (00238388)

研究分担者 小島 廣光  北海道大学, 大学院経済学研究科, 教授 (80093029)
岩田 智  北海道大学, 大学院経済学研究科, 教授 (00232679)
谷口 勇仁  北海道大学, 大学院経済学研究科, 助教授 (60313970)
キーワードビジネスシミュレーション / ビジネスゲーム / 実験経営学
研究概要

本年度は以下の通り,研究が実施された.
第1に,昨年度および一昨年度に実施された実験の成果を踏まえて,よりリアリティ豊かな実験実施のためのプログラムの改良が行われた.この際,現実的な状況の再現可能性を高めるよう留意した.
第2に,実験プログラムを円滑に推進するための各種ドキュメントやマニュアル類の改良および再改訂が行われた.これらドキュメントの改訂は,実験実施の都度行われている.
第3に,こうして改良された実験プログラム,アプリケーションおよびドキュメント・マニュアル類を実際に用いて,実験を実施された.具体的には,
・企業実務家および大学院生を主たる対象とする実験(平成18年4月〜5月の期間に3回)
・大学院生および学部学生を主たる対象とする実験(平成17年4月,10〜12月および平成18年1月の期間に3回)
の計6回におよぶ実験を実施した.
これら実験プログラムの1セッション終了するたびに,データ解析結果に基づき,実験プログラムの改良および修正が行われた.すなわち,市場データ,R&D効果,マーケティング活動効果などのパラメータを微調整し,パイロット実験プログラムの精緻化が行われた.
実験によるデータ収集→データの解析→解析結果に基づく実験プログラムの改良→さらなる実験の実施,というサイクルを反復することで,包括的にデータを収集・解析が行われた.
その結果,戦略策定(strategy formulation),戦略実施(strategy implementation),組織設計(organization design)および戦略フィードバック(strategic feedback)に関する一定の知見を獲得することに成功した.
これらの研究成果の一部は,次頁に示す研究論文として発表されている.また,研究成果の一部は,同じく次頁に示す著書として,公表されている(あるいは,近日中に公表されることが確定している).

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2007 2006

すべて 雑誌論文 (3件) 図書 (3件)

  • [雑誌論文] 情報システム構築による競争環境の創発プロセス-パナソニック・オーダー・システムとオークネット・システムに関する事例研究-2007

    • 著者名/発表者名
      平本健太
    • 雑誌名

      経済学研究 56・4

      ページ: 59-86

  • [雑誌論文] An Analysis of Global R&D Activities of Japanese MNCs in the US : From the Knowledge-Based View2006

    • 著者名/発表者名
      Iwata, S., Kurokawa, S., Fujisue, K
    • 雑誌名

      IEEE Transactions on Engineering Management 53・3

      ページ: 361-379

  • [雑誌論文] 協働の窓モデル2006

    • 著者名/発表者名
      小島廣光
    • 雑誌名

      経済学研究 55・4

      ページ: 11-30

  • [図書] 情報システムと競争優位2007

    • 著者名/発表者名
      平本健太
    • 出版者
      白桃書房(近刊)
  • [図書] グローバル・イノベーション2007

    • 著者名/発表者名
      岩田智
    • 出版者
      中央経済社(近刊)
  • [図書] 経営戦略(新版)2006

    • 著者名/発表者名
      大滝精一, 金井一頼, 山田英夫, 岩田智
    • 総ページ数
      351
    • 出版者
      有斐閣

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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