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2004 年度 実績報告書

大学院付属心理相談室と地域スクールカウンセラーの相互援助・協力体制の研究

研究課題

研究課題/領域番号 16653063
研究機関東京福祉大学

研究代表者

近藤 俊明  東京福祉大学, 社会福祉学部, 教授 (60337459)

研究分担者 石川 清子  東京福祉大学, 社会福祉学部, 教授 (80326983)
今泉 紀嘉  東京福祉大学, 社会福祉学部, 教授 (10383142)
原 千恵子  東京福祉大学, 社会福祉学部, 教授 (30320823)
山際 和佳  東京福祉大学, 社会福祉学部, 講師 (90350446)
手島 茂樹  東京福祉大学, 社会福祉学部, 教授 (30163893)
キーワードスクールカウンセラーと心理相談室の協力 / 教育委員会との協力 / 大学院生、および学部生ボランティアの参加
研究概要

2004年6月より、群馬県伊勢崎市の教育委員会と協力関係を樹立し、教育委員から、地域小・中学校の校長へ紹介してもらった。
9月から12月にかけて地域の小学校4校、中学校3校を訪問し、本研究の趣旨を伝え、具体的協力方法に関する取り決めを行った。伊勢崎市には2種類のスクールカウンセラーが存在する。その1つは、県から派遣されるスクールカウンセラー(週1日勤務)である。もう1つは、伊勢崎市が独自に雇用しているカウンセラー(週3日勤務)である。県のスクールカウンセラーは、主に教員の相談などを担当し、市のカウンセラーは主に児童・生徒の問題に対応している。よって、2004年度は、主に市のカウンセラーや学校の教育相談担当者などとの協力を中心に協力体制を結ぶ事とし、次年度から県のスクールカウンセラーとの協力を考える事とした。
2005年1月より、3中学校・4小学校に対し、11名の大学院生を派遣し、各学校のニーズに沿って活動を行った。1小学校では、特学の教員が中心になり、LDやADHDを持っている子どもたちとグループ及び個人セッションを行い、大学院生は、各自1児童の担当者となって関わり、よい成果をあげた。別の小学校では、大学院生がADHD傾向の児童と、その子に対し困惑していた教員の緩衝役になり、遊びや勉強の支援を通じてよい評価を受けた。各校で、不登校児童・生徒への対応や、遊び、授業中の勉強の支援、等を中心に肯定的評価を受けた。また、2小学校からは、本研究者に対し、困難なケースについてスーパーヴィジョンを求められこれをおこなった。各校で、大学院生たちの指導にあたってくれたカウンセラーや担当教員からは、各自の活動記録を各月の終わりに提出してもらい、協力体制の効果の測定の一つにしている(目下分析中)。
現在、上に記したような結果をまとめ、これからの協力体制をさらに効果的なものにすべく再構成中である。

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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