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2004 年度 実績報告書

中高一貫校における才能教育とリーダー育成のためのカリキュラム開発研究

研究課題

研究課題/領域番号 16653070
研究機関筑波大学

研究代表者

田中 統治  筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 教授 (40128046)

研究分担者 藤田 晃之  筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 助教授 (50261219)
根津 朋実  筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 講師 (50344958)
井上 正允  筑波大学附属駒場高等学校, 副校長
キーワード才能教育 / リーダー育成 / カリキュラム開発 / 中高一貫校
研究概要

16年度は、まず、中高一貫による才能教育とリーダー育成の理念・目的・システムについて、文献・資料および専門家への聴き取りの内容を検討した。その結果、教育理念を特別支援教育の一環として位置づける立場から、「早修」(acceleration)よりも「拡充」(enrichment)の方を重視した教育目的を設定し、これを達成するため、たとえば「異年齢構成によるクラブ活動型の選択制システム」を採用することが有益ではないかとの結論を得た。つぎに、筑波大学附属駒場中・高等学校の卒業生から1/2無作為抽出法により選定した2,513名を対象に、才能教育とリーダー育成に関する教育的ニーズを把握するための郵送法による質問紙調査を実施し、469名(回収率18.7%)から回答を得た。その分析結果から、とくに「仕事の進め方について起案する能力」と「職場の人間関係を察して調整する能力」において教育的ニーズが高いことが明らかとなった。そこで、カリキュラム開発に当たってこうした起案力と調整力を重点的に育成することを目指す必要があり、これを全体構想に取り込むこととした。これらの研究結果の一部は、日本カリキュラム学会機関誌『カリキュラム研究』第13号に論文発表するとともに、第4回筑波大学教育学会においても研究発表した。また、これを附属駒場中・高等学校の教員研修会の場でも報告し、今後の共同研究の方向について協議した。17年度は、上記の研究結果をさらに詳細に検討し、また、卒業生の職業分野別による第二次調査を行い、その結果をもとにカリキュラムの開発を試みる。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2004

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 中高一貫校の異年齢構成による学校行事が果すリーダー形成機能2004

    • 著者名/発表者名
      根津朋実, 井上正充, 田中統治
    • 雑誌名

      カリキュラム研究 13

      ページ: 107-120

URL: 

公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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