研究課題/領域番号 |
16653079
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
荒井 克弘 東北大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (90133610)
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研究分担者 |
大桃 敏行 東北大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (10201386)
宮腰 英一 東北大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (50166138)
橋本 鉱市 東北大学, 大学院・教育学研究科, 助教授 (40260509)
小川 佳万 東北大学, 大学院・教育学研究科, 助教授 (90284223)
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キーワード | 学問風土 / COE / 高等教育 |
研究概要 |
本研究の平成16年度の研究実績としては、内外の高等教育に関する文献・論文のほか、研究体制のソフト面である組織・風土・制度化に関する基本的文献・論文の購入・コピーと、東北大学の理工系学部ならびに附置研における研究者らの自伝・評伝・史資料の渉猟・収集を行いつつ、これらの文献・資料を毎月2回程度のペースで研究会を開いて読み進めていった。こうした基礎的な作業を積み重ねた上で、工学研究科、金属材料研究所、電気通信研究所など東北大学の理工系の研究科・研究所における著名な研究者にインタビューを行い、わが国における半導体・通信技術・材料工学などの分野の専門的知識を得るとともに、それぞれの学統を継承する子弟関係や優秀な人材を育ててきた研究室の風土について知見を深めた。これと並行して、国内の専門学会ならびに研究機関に出向き、当該専門領域のキーパーソンを介して資料やデータを収集した。また高等教育ならびに東北大学の研究史に詳しい専門家を招聘して講演会を開催し、活発な議論と質疑応答を通して、東北大学ひいてはわが国の研究体制の歴史・政策・実態に関する知識を広げた。これらのインタビューと講演会に関しては、録音したテープ起こしをして冊子体にまとめる予定である。さらに、東北大学の理工系研究科・研究所の教授・助教授(約900名)を対象とした、研究室体制に関する大規模なアンケート(『東北大学の研究と教育』)を実施した。来年度には配布した調査票を回収してデータ分析に取りかかる予定である。
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