研究課題/領域番号 |
16653095
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
望月 昭 立命館大学, 文学部, 教授 (00166323)
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研究分担者 |
藤 健一 立命館大学, 文学部, 教授 (20097885)
星野 祐司 立命館大学, 文学部, 教授 (20202301)
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キーワード | 携帯電話 / コミュニケーション援助 / AAC / QOL / ひらめきときめきサイエンス / 肢体不自由 / 写メール / 言語理解 |
研究概要 |
当研究の目的は、障害のある個人において、携帯電話をひとつのコミュニケーション援助機器(AAC)として利用することで、当事者のQOLを高めることを目標に、その1)援助・2)援護・3)教授という3つの対人援助作業を通じてその方法と技法を検討することにある。今年度(17年度)は、 1.昨年度に行った実践的研究を学会や専門誌に向けて公開すること(援護機能)、そして新たに、 2.最重度の障害のある養護学校生徒における使用条件や教育方法の開発を行った。 1.研究公開 1)成果の公開に関しては、別記の雑誌論文掲載のほかに、a)北京で開かれた第三回国際行動分析学会において、これまでの経過を紹介しAsianおよび欧米諸国の研究者と意見交換を行った(2005年11月)。 2)さらに、「ひらめきときめきサイエンス」事業の下で、高校生を対象とした公開授業(2006年1月14日)を行い、コミュニケーションの障害やその対策に関する意見を聴取することができた。 2.実験 実験については、一部の手話以外に言語表出がない重度の肢体不自由のある養護学校生徒を対象に、携帯メイルと写メール機能の理解(言語刺激に対して行動する)の可能性を検討した。
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