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2005 年度 実績報告書

ゲージ理論とホモトピー論

研究課題

研究課題/領域番号 16654010
研究機関東京大学

研究代表者

古田 幹雄  東京大学, 大学院・数理科学研究科, 教授 (50181459)

キーワードゲージ理論 / ホモトピー論 / 低次元多様体
研究概要

昨年度は、ねじれたユニヴァースの族についての研究を行った。今年度は、そのような族を背景とするとき、どのような代数トポロジー的構成がゲージ理論の不変量のために必要であるかについての研究を行った。
特に、Tian-Jun Li氏との共同研究において、Pontrjagin-Thom構成のゲージ理論への適用と、その構成の拡張について考察した。ただし、現在のところ、モジュライ空間のコンパクト性を仮定する必要がある。
いまだ理論の全体像には至っていないが、昨年に比して明確にされた諸点がある。そのうち二点は以下の通りである。
(1)代数トポロジーの一般論において、次のことはよく知られている。枠付同境群、安定ホモトピー群、安定コホモトピー群、のうち、最初のふたつは同型であり、ある種の双対性が成立するとき、最後のものとも同型である。ゲージ理論への適用される変種においても同様のことが示され、Seiberg-Witten理論においては、この双対性を経由するメカニズムが働いてBauer-Furutaによる安定コホモトピー不変量が得られることが明らかにされた。
(2)Seiberg-Witten理論において、有理ホモロジー3球面に対し、ManolescuのFloer homotopy typeをより精密化した"Floer simple homotopy type"が、少なくともU(1)作用を忘れたカテゴリーにおいては定義可能であることが見出された。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] Homotopy theoretical considerations of the Bauer-Furuta stable homotopy Seiberg-Witten invariants

    • 著者名/発表者名
      M.Furuta, Y.Kametani, H.Matsue, N.Minami
    • 雑誌名

      Geometry and Topology Monographs

  • [雑誌論文] Nilpotency of the Bauer-Furuta stable homotopy Seiberg-Witten in variants

    • 著者名/発表者名
      M.Furuta, Y.Kametani, N.Minami
    • 雑誌名

      Geometry and Topology Monographs

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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