研究概要 |
・飼育下におけるネズミイルカの鳴音の収録 2004年8月20日〜9月3日まで,小樽水族館において,ネズミイルカの鳴音収録を行った。収録には,B&K社製水中マイク8103型,Avisoft社製A/Dコンバータモデル116を使用し,サンプリング周波数500kHz,量子化ビット数16bitにて収録した。収録した音声はwavファイルに保存し,分析に供した。 ・ネズミイルカの鳴音の多様性について 上記の鳴音および,2004年4月に臼尻水産実験所屋外水槽にて収録してあった鳴音について,LPC分析を用いてクリック音のピーク周波数抽出を行い,その時系列変化を解析した。 その結果,1クリックの間に鳴音の周波数に変化が見られた。コウモリと同様の周波数変調された音をエコロケーションに使用している可能性が示唆された。
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