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2004 年度 実績報告書

VDT作業障害における手指末梢循環機能のテクノアダプタビリティ

研究課題

研究課題/領域番号 16657074
研究機関長崎ウエスレヤン大学

研究代表者

草野 洋介  長崎ウエスレヤン大学, 現代社会学部, 教授 (70325637)

研究分担者 青柳 潔  長崎大学, 医学部, 教授 (80295071)
高村 昇  長崎大学, 医学部, 助手 (30295068)
キーワードVDT / 末梢循環 / 冷水負荷 / ダプタビリティ
研究概要

近年、情報技術の進歩に伴う、コンピューターをはじめとするVDT (Visual Display Terminals)が広く職域に導入され、業務形態が変化してきており、VDT作業が原因の健康影響が問題となっている。健康影響は主として眼症状、頸肩腕症状、メンタルヘルスヘの影響が問題となっているが、VDT作業と頸肩腕症状、特に末梢循環障害との関連は未解明である。
昭和60年(1985年)労働省により「VDT作業のための労働衛生上の指針」が策定された後、VDT作業従事者の増大、ノート型パソコンの普及、入力機器の多様化、インターネットの普及など、職場におけるVDT作業は大きく変化し、その問題点が指摘されている。労働省による平成10年(1998年)の調査ではVDT作業者のうち36.3%が精神的疲労を感じ、77.6%が身体的疲労を感じていることが明らかになった。そのため、「VDT作業に係わる労働衛生管理に関する検討会」により、労働衛生管理のあり方について検討が行われ、その結果を踏まえた「VDT作業における労働衛生管理のためのガイドライン」が、厚生労働省により平成14年(2002年)策定された。その結果を踏まえ、職域において作業管理、作業環境管理、健康管理が産業医学、人間工学等の知見に基づき、行われるようになってきた。しかし、身体的疲労の主要症状である頸肩腕症状は評価の指標が数少ない。そこで、末梢循環への影響を手指の冷水負荷を行うことで評価し、そのテクノアダプタビリティの存在の判定を行うことを本研究では行う。
平成16年度は、対象者の選定、研究計画の策定を行った。対象者は20代前半事務職女性(一日4時間以上のVDT)とし、対照を20代前半女子学生(一日VDT作業時間一時間未満)とし、実際の冷水負荷試験による抹消循環機能の測定は平成17年6月に行う。

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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