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2004 年度 実績報告書

地方品種遺伝資源の管理と地域適応品種育成における農民参加の可能性研究

研究課題

研究課題/領域番号 16658005
研究機関久留米大学

研究代表者

西川 芳昭  久留米大学, 経済学部, 教授 (80290641)

研究分担者 根本 和洋  信州大学, 農学部, 助手 (20293508)
江藤 彰彦  久留米大学, 経済学部, 教授 (30140635)
キーワード地方品種 / 品種育成 / 農民参加 / ジーンバンク / 種子生産 / 自家採種
研究概要

本研究では、農業における生物多様性の中で、特に在来品種(地方品種)の管理に関し、農民の価値把握による利用促進を通じた品種育成及び農村地域開発への統合の視点から既存の組織制度の事例について考察し、評価を試みた。
2年間の研究期間では、作物遺伝資源の多様な価値及びその価値利用に適した組織制度の関係をわが国およびすでに本研究の視点での分析が始まっているEU諸国の事例から分析する。初年度の平成16年度は、研究組織の各研究者が収集していた情報や資料を共有し、具体的な今後の文献調査および現地調査の必要内容を整理した。
具体的には、…
(1)農民参加による地方品種遺伝資源管理の組織にかかる既存文献の収集・分析し、研究代表者のこれまでの研究成果と合わせて「作物遺伝資源の農民参加型管理」を出版した。
(2)国内では、長野の親田辛味ダイコン(農民に管理されていた野菜在来品種がF_1化され、民間の種苗会社が母本管理と種子供給を行なう事例)と岩手県雑穀遺伝資源センター(研究機関が中心に在来品種の再利用を実施)に関する現況調査を行った。
(3)海外調査は、英国における蔬菜の公式なジーンバンクとNGOとの関係、オランダにおける小規模種子生産と農民によるブラシカ等の育種の現況について資料収集、現地調査を実施した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] -地方品種のF1化における関係者の意識についての調査報告(その1)-親田辛味大根を事例に-2005

    • 著者名/発表者名
      西川芳昭, 根本和洋
    • 雑誌名

      産業経済研究(久留米大学産業経済研究所) 45巻4号

      ページ: 99-122

  • [図書] 作物遺伝資源の農民参加型管理-経済開発から人間開発へ-2005

    • 著者名/発表者名
      西川芳昭
    • 総ページ数
      209
    • 出版者
      農山漁村文化協会

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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