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2005 年度 実績報告書

レンゲ害虫の導入天敵の野外放飼後の分散に関するGISを用いたシミュレーション

研究課題

研究課題/領域番号 16658025
研究機関九州大学

研究代表者

紙谷 聡志  九州大学, 農学研究院, 助教授 (80274520)

キーワードアルファルファタコゾウムシ / ヨーロパトビチビアメバチ / レンゲ / GIS / シミュレーション / 分布拡大 / 生物的防除
研究概要

日本に1982年に侵入したレンゲ害虫であるアルファルファタコゾウムシ(Hp)は、現在、日本各地で養蜂業に壊滅的な被害を与えている。この昆虫を防除するためにヨーロッパトビチビアメバチ(Ba)がアメリカから導入され、1992年から福岡県、大分県、宮崎県、鹿児島県で野外放飼が行われている。本研究では、GIS(地理情報システム)を利用して、マクロな視点でのBaの定着・分布拡大プロセスを解明し、任意の場所にBaを放飼した場合にBaがどのように分散するかを時間・空間的にシミュレーションできるプログラムを開発することを目的としている。
Baの定着、分散パターンのトレースを行うために門司植物防疫所が1992〜2003年までに行った野外調査結果を用いた。北九州市におけるBaの放飼地点と、放飼地点を中心とするBaの定着地点・未定着地点の変遷を172箇所について解析を行った。昨年度に開発した分散シミュレーション・プログラムの中で、定着地における気温情報と分散能力の評価法に改良を加え、より、再現性の高いプログラムを作成した。プログラムで使用するパラメーター数を増やし、昨年度よりも、試行数を大幅に増加させてシミュレーションを行い、より再現性を向上させた。
なお、パラメーターの設定にあたっては、野外および室内におけるタコゾウムシの分散行動を写真で撮影し、行動を解析することによって、定量的な値を求めた。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] A revision of the genus Xestocephalus Van Duzee (Auchneorrhyncha, Cicadellidae, Xestocephalinae) of Japan, part 22005

    • 著者名/発表者名
      Kamitani Satoshi
    • 雑誌名

      Jpn.J.system.Entomol. 11(1)

      ページ: 39-54

  • [雑誌論文] New record of cicadomorphans (Hemiptera, Auchenorrhyncha) from Japan2005

    • 著者名/発表者名
      Hayashi, M., S.Okudera, N.Ohara, M.Ozaki, S.Kamitani
    • 雑誌名

      Jpn.J.system.Entomol. 11(2)

      ページ: 215-223

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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