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2005 年度 実績報告書

ラクトスタチンの媒介する新規コレステロール代謝調節系の解明

研究課題

研究課題/領域番号 16658056
研究機関岐阜大学

研究代表者

長岡 利  岐阜大学, 応用生物科学部, 助教授 (50202221)

キーワードラクトスタチン / コレステロール / HepG2 / コレステロール7α-水酸化酵素 / 胆汁酸 / 遺伝子 / β-ラクトグロブリン / カルシウムチャンネル
研究概要

研究代表者・長岡は、90年以上の長い間誰も発見できなかったコレステロール低減化ペプチドを世界に先駆けて牛乳から初めて発見し、ラクトスタチン(IIAEK)と命名した(Biochem.Biophys.Res.Commun.,281,11-17(2001))。さらに、HepG2細胞において、ラクトスタチンは、胆汁酸生成の律速酵素であるコレステロール7α-水酸化酵素(CYP7A1)の遺伝子の転写活性化により、コレステロールの分解を促進することを発見した。しかし、ラクトスタチンがどのような機構で、CYP7A1の遺伝子の転写活性化を誘導するかは、不明である。そこで今回は、ラクトスタチンによるCYP7A1遺伝子転写活性化機構について、HepG2細胞を用いて、分子・遺伝子レベルで解明することを試みました。
検討の結果、HepG2細胞において、ラクトスタチンによるCYP7A1のmRNAの増加は、MAPキナーゼキナーゼ、カルシウム(Ca)チャンネル、Caカルモジュリンキナーゼ阻害剤により完全に防止されました。細胞内Caも上昇することを発見しました。よって、大変興味深いことに、人間の肝臓には、Caチャンネルに関連したMAPキナーゼ依存型の新しいCHOL分解系が存在すると考えられます。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] A Novel Protein C-Phycocyanin Plays a Crucial Role in the Hypocholesterolemic Action of Spirulina platensis Concentrate in Rats2005

    • 著者名/発表者名
      Satoshi Nagaoka
    • 雑誌名

      Journal of Nutrition 135・10

      ページ: 2425-2430

URL: 

公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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