1.関連資料の収集 診療所での臨床教育に関する調査報告などを国内外から広く収集した。 2.診療所で教育すべき内容(学習目標)の検討 上記1の資料を基に、診療所で教育すべき内容(学習目標)について検討した。 3.プライマリ・ケア教育連絡協議会との共同研究計画 プライマリ・ケア領域の教育に関係する5つの学会の集合体である「プライマリ・ケア教育連絡協議会」が、会の活動としての一環として、卒前教育における診療所実習の拡充を目指して本研究と同様の調査研究を計画中であることがわかったため、同会の担当者と協議した結果、共同研究として研究活動を開始することで合意した。 4.研究計画の再検討 共同研究になったことを踏まえて研究計画を再検討し、当面は卒前教育における診療所での臨床実習を拡充するための方策を探求することにした。 5.大学医学部および実習受け入れ診療所医師への聞き取り調査 診療所での臨床実習を行っている大学医学部およびその実習を受け入れている診療所医師を対象に、本研究への協力を呼びかけ、聞き取り調査(半構造化面接)を行った。 6.実習を導入するための参考資料の開発 調査した結果をもとに、実際に実習にかかわっている大学関係者や診療所医師を含む検討会を開催し、診療所での実習を開始する場合に役立つ参考資料の編纂を開始した。
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