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2005 年度 実績報告書

ウェアラブル情報端末を用いた過食症の評価法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 16659172
研究機関東京大学

研究代表者

吉内 一浩  東京大学, 医学部附属病院, 助手 (70313153)

研究分担者 山本 義春  東京大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (60251427)
久保木 富房  早稲田大学, 先端科学・健康医療融合研究機構, 客員教授 (40111512)
キーワードEcological Momentary Assessment / ウェアラブル / 神経性過食症
研究概要

1.ウェアラブル情報末端に組み込む不安・抑うつ尺度の作成
神経性過食症患者では、精神症状として不安や抑うつを呈することが多く、これらの精神症状と過食衝動、過食行動、嘔吐などの排出行動との関連を評価することが重要であると考えられる。近年、日常生活下における自覚症状を記録する信頼性の高い方法として携帯情報端末を用いたcomputerized Ecological Momentary Assessment(cEMA)法による電子日記が開発されてきた。この方法は、従来の問診と比較して記憶のバイアスが混入しにくいということや、紙による日記で生じる「まとめ書き」(正確に記録されているように見えるが、記憶によるバイアスが混入する可能性が高くなる)の欠点を克服することが可能であること(記録日時が自動的に記録されるため)などの利点を持つことが報告されている。cEMAでは、比較的短い間隔で、繰り返し自覚症状を測定することが多いが、従来の質問票は短期間で繰り返し測定されることを想定して作成されていないという問題があった。しかし、これまで、cEMAで用いることを想定した不安や抑うつなどの評価質問票の作成はされてこなかった。従って、短い間隔で同じ質問項目の組み合わせで評価することを避け、かつ、症状を有効に測定するために、項目反応理論を用いて不安および抑うつを測定するための質問プールを作成した。方法としては、まず、不安、抑うつを測定するための項目を、それぞれ79問および80問作成し、若年健常者270名(20.3±2.0歳)、不安障害か気分障害を持つ患者74名(39.7±15.1歳)に施行した。項目反応理論を用いて、各項目の識別度、困難度、情報曲線を計算した結果、不安・抑うつともに25項目ずつが残り、これらのセットを質問項目のためのプールとした。
2.上記1と食行動に関する評価項目の統合
上記1で作成した精神症状の評価項目および、食行動に関する質問項目を組み合わせ、ウェアラブル情報端末を用いた電子日記を作成した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Development of depression and anxiety scales for computerized ecological momentary assessment using computerized adaptive testing.2006

    • 著者名/発表者名
      Yoshiuchi K, et al.
    • 雑誌名

      Psychosomatic Medicine 68・1

      ページ: A100

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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