研究課題/領域番号 |
16659179
|
研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
福田 眞作 弘前大学, 医学部, 助教授 (60261450)
|
研究分担者 |
中路 重之 弘前大学, 医学部, 教授 (10192220)
坂本 十一 弘前大学, 医学部附属病院, 講師 (20292146)
下山 克 弘前大学, 医学部附属病院, 助手 (50312492)
|
キーワード | 食物繊維 / セルロース / ペクチン |
研究概要 |
平成16年度は、ヒトにおいて吸収されないことが確実であるセルロースについて検討した。6名の健常者について検討した結果、本実験系で経口摂取されたセルロースがほぼ100%回腸で回収できることが分かった。すなわち、種々の食物繊維についてその回収率を検討することが可能と判断された。そこで、比較的測定が容易であると考えられる水溶性食物繊維であるペクチンについて検討した結果、大部分が回収されたものの一部は生体内で消化吸収されてエネルギーとなっていることが分かった。経口摂取されたペクチンは、その100%を食物繊維と見積もることはできないことを著した論文はJ Nutrition誌に受理された。 また、腸管通過の指標として用いているPEGと異なり、セルロースは個体によって腸管通過時間のバラツキが大きいことを日本消化吸収学会のプレナリーセッションで発表した。
|