• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2005 年度 実績報告書

内在性相補鎖RNAによる遺伝子発現調節機構に注目したシヌクレイン関連蛋白の解析

研究課題

研究課題/領域番号 16659229
研究機関新潟大学

研究代表者

小野寺 理  新潟大学, 脳研究所, 助教授 (20303167)

研究分担者 柿田 明美  新潟大学, 脳研究所, 助教授 (80281012)
キーワード多系統萎縮症 / シヌクレイン / 一塩基多型 / 定量的PCR / 神経病理
研究概要

多系統萎縮症(MSA)は本邦に一万人程の罹患患者がいると考えられるが,その原因および有効な治療戦略は提案されていない。本症はGlial Cytoplasmic Inclusion(GCI)というα-synucleinからなる神経細胞内封入体を特徴とする。α-synucleinが主成分である神経細胞内封入体にはパーキンソン病で認められるLewy小体があるがGCIではsynphilin-1の存在が特徴的である。このことからsynphilin-1とシヌクレイン関連蛋白の関与が疑われている(Acta Neuropathol 2002 103)。我々はこれらの遺伝子の特定のハプロタイプが疾患感受性を規定すると考え,synphilin-1を含むシヌクレイン関連遺伝子のMSA患者群におけるSNPsとEM法を用いたハプロタイプ解析を行った。しかし,これら遺伝子の翻訳領域のハプロタイプ解析では疾患群と対照群で差を見いだすことはできなかった。今年度はsynphilin-1近傍のマーカーにて,有意差を認める領域を同定し,本領域の一塩基置換が,疾患の発症との関与を示した.

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] A mutant-PSEN1 causes dementia with Lewy bodies and variant Alzheimer's disease.2005

    • 著者名/発表者名
      Ishikawa A et al.
    • 雑誌名

      Ann Neurol. 57(3)

      ページ: 429-434

  • [雑誌論文] 【遺伝子からみた非アルツハイマー型認知症(痴呆)】レビー小体型認知症(痴呆)とβシヌクレイン2005

    • 著者名/発表者名
      大竹弘哲 ら
    • 雑誌名

      Cognition and Dementia 4巻4号

      ページ: 290-294

URL: 

公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi