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2005 年度 実績報告書

ICOS-L遺伝子導入tolerogenic DCを用いた新規関節リウマチ治療法

研究課題

研究課題/領域番号 16659262
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

針谷 正祥  東京医科歯科大学, 医学部附属病院, 助教授 (20238207)

研究分担者 宮坂 信之  東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (30157622)
キーワード免疫寛容 / 樹状細胞 / 関節リウマチ / アデノウイルス
研究概要

本研究ではinducible costimulator ligand(ICOSL)およびinterleukin-10(IL-10)を発現させた樹状細胞により、抗原特異的調調節性T細胞(T_R細胞)を誘導し、自己免疫疾患モデルに対する治療効果を検討することを目的としている。平成16年度はICOSL/GFP、IL-10、BFP/GFP、LacZ発現アデノウイルスを作製・精製した。いずれのウイルスも、flowcytometry、Western blotting、またはELISAによるアッセイにて、良好な遺伝子発現が確認できた。BALB/c miceからmagnetic assisted cell sorting system(MACS system)によりCD11c標識磁気ビーズを用いて樹状細胞を分離後、アデノウイルス感染を試みたが500-1000MOIを用いても十分な感染効率が得られずこの実験方法は断念した。次にマウス骨髄細胞からGM-CSF(granulocyte-colony stimulating factor)を用いてCD11c陽性樹状細胞を誘導し、アデノウイルス感染を試みたところ150-300MOIで60-70%の感染効率が得られた。IL-10/AdvおよびICOSL/GFP/Advの2重感染により、40-50%の樹状細胞において両蛋白を同時に強く発現させることができた。これらの2重感染時の樹状細胞表面抗原を検討し、CD80、CD86、HLA-ClassII、CD11cの発現を確認した。現在、この2重感染樹状細胞による抗原刺激実験を実施し、抗原特異的T細胞の分化、特にサイトカイン分泌におよぼす効果を検討中である。

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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