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2004 年度 実績報告書

ポテンシャルドナーを増やすための電気生理学的検査を用いた脳死判定に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 16659343
研究機関日本医科大学

研究代表者

横田 裕行  日本医科大学, 医学部, 助教授 (60182698)

研究分担者 山本 保博  日本医科大学, 大学院・医学研究科, 教授 (70125079)
キーワード脳死判定 / 聴性脳幹反応(A / 体性感覚誘発電位(SSEP)
研究概要

厚生省脳死判定基準にて脳死と診断された症例におけるABRやSSEP所見を検討するためにABRとSSEP検査法スタンダードを決定した。すなわち、ABRは鼓膜損傷がないことを確認した後、両耳同時刺激で測定感度10μV/div、フィルタ帯域50-3000Hz、加算回数4000回、刺激頻度15Hzで行う。音圧は100dBのクリック音刺激を行う。電極はCz(前額正中部)、Ai(音刺激と同側の耳朶)、Ac(音刺激と対側の耳朶)に置き、モンタージュはCz-Ai、Cz-Acで測定する。SSEPも測定感度10μv/div、フィルタ帯域5-2000Hz、加算回数1000回、刺激頻度5Hzで左右の正中神経を刺激して測定し、電極はP9、P13、N18、N20が同定しやすいようにCPc(左刺激ではC4とP4の中間、右刺激ではC3とP3の中間)、Cpi(CPcの対側)、Fz、REF(刺激対側のErb点)、C2s(第2頸椎棘突起上)、Aiを選択、モンタージュは第1チャンネルをFz-CPc、第2チャンネルをCPc-REF、第3チャンネルをAi-CPi、第4チャンネルをCPi-C2sとする。なお、ABR、SSEPともに左右それぞれ2回毎の評価を行うものとする。このような症例の蓄積とインフォームドコンセントが得られた症例に対して、Dynamic CT,SPECT,DSAなどの脳循環を測定し、それぞれの検査所見の推移と脳幹反射との関連に関連に関して、さらにデータを蓄積するよていである。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2004

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 短潜時体性感覚誘発電位の脳死診断における有用性2004

    • 著者名/発表者名
      久保田稔, 横田裕行, 黒川顕
    • 雑誌名

      脳死・脳蘇生 16

      ページ: 57-61

  • [雑誌論文] 脳死のメカニズムと脳死判定2004

    • 著者名/発表者名
      横田裕行
    • 雑誌名

      (日本移植コーデネータ協議会発行)

      ページ: 41-51

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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