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2004 年度 実績報告書

肝星細胞活性化機構におけるSOCSを介したネガティブフィードバックに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 16659364
研究機関兵庫医科大学

研究代表者

飯室 勇二  兵庫医科大学, 医学部, 助教授 (30252018)

研究分担者 藤元 治朗  兵庫医科大学, 医学部, 教授 (90199373)
筒井 ひろ子  兵庫医科大学, 医学部, 助教授 (40236914)
山中 潤一  兵庫医科大学, 医学部, 講師 (90289083)
平野 公通  兵庫医科大学, 医学部, 助手 (90340968)
キーワードSOCS / 肝星細胞 / 肝線維化
研究概要

肝星細胞の活性化機構については、サイトカインによる活性化、インテグリンを介した線維性コラーゲンへの結合による活性化、などについて多くの研究が進められてきたが、活性化の抑制機構については、TGF-P下流のinhibitory SMAD (SMAD-7)の研究意外ほとんど未解決のままである。今回の研究では、これまでに解明されていない肝星細胞の活性化抑制機構を明らかにし、さらに、その機構調節により星細胞の活性化を抑制し、肝線維化の改善に向けた治療法を模索することを目的とした。
ラット肝星細胞を従来のコラゲナーゼ灌流法及び密度勾配遠沈法を用いて分離した後、プラスティックディッシュ、コラーゲンtypeIコートディッシュ、またはMatrigel上で培養し、それぞれの条件下で星細胞の形態学的活性化状態を経時的に観察したところ、Matrigel上で培養した肝星細胞は、プラスティックおよびコラーゲンtypeI上で培養したものに比べ、形態学的に活性化が抑制されていた。また、インテグリンの細胞内結合分子であるfocal adhesion kinase (FAK)の発現を検討すると、Matrigel上のもので発現が抑制されていた。
一方、アデノウイルスベクター'を用いてSOCS-1,3を分離肝星細胞に強制発現させる検討を行ったところ、良好な蛋白発現が認められた。
来年度は、強制発現したSOCS-1,3がFAKの発現および星細胞の活性化に与える影響を検討する予定である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2004

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 肝硬変に対する遺伝子治療(マトリックスメタロプロテアーゼ強制発現)2004

    • 著者名/発表者名
      飯室勇二 他
    • 雑誌名

      細胞 36・14

      ページ: 573-576

  • [雑誌論文] 細胞選択的なNF-κBおとり核酸導入による炎症性肝疾患の治療2004

    • 著者名/発表者名
      飯室勇二 他
    • 雑誌名

      消化器科 39・5

      ページ: 545-550

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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