研究課題/領域番号 |
16659463
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
吉崎 智一 金沢大学, 医学部附属病院, 講師 (70262582)
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研究分担者 |
古川 仭 金沢大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (40092803)
室野 重之 金沢大学, 大学院・医学系研究科, 助手 (20345622)
脇坂 尚宏 金沢大学, 大学院・医学系研究科, 助手 (70377414)
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キーワード | EBV / HPV / 核酸アナログ系ウイルス剤 / PCR / 細胞内局在 |
研究概要 |
1)核酸アナログタイプ薬剤シドフォビルによるin vitroでの細胞障害性の検討 NPC-KT細胞(EBV陽性上皮細胞)による実験を行った。シドフォビルによる細胞障害性は、1mMで0.1mMと比較して明らかに大きかった。 2)リボ核酸還元酵素阻害剤(RR inhibitor)によるin vitroでの細胞障害性の検討 RR inhibitorとして、hydroxyureaおよびdidoxを用いて、同じくNPC-KT細胞に対する細胞障害性を検討した。その結果、hydroxyureaでは濃度が0.125mMを超えると細胞障害性が亢進し、didoxでは0.1mM以上の濃度で細胞障害性が強く出る事が判明した。 3)in vitroでの核酸アナログタイプ薬剤およびリボ核酸還元酵素阻害剤の併用による細胞障害性の検討 続いて、シドフォビルおよびRR inhibitorを併用した場合、細胞障害性が増強される事が判明した。Hydroxyurea、didoxいずれの場合も、シドフォビルとの相互増強作用は相加的なものであった。さらに、PARP蛋白をウエスターン・ブロット法で同定する事により、細胞障害性の増強にアポトーシスが関与するかどうかについて検討した。シドフォビルおよびRR inhibitorを併用した場合、PARPの分解が進むことから、アポトーシスが関与する事が、判明した。 4)in vivoでの核酸アナログタイプ薬剤およびリボ核酸還元酵素阻害剤の併用による細胞障害性の検討 ヌードマウスにEBV陽性腫瘍を移植し、上記薬剤を併用した所、腫瘍縮小に少なくとも相加的な効果を認めた。
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