研究概要 |
1,胎生20日のWistar ratの小腸を細かく刻んだ後に、diapase, collagenaseで処理し、organoid unitsを作製 2,成獣Wistar ratを全身麻酔下に開腹、大腸を2cm有茎に切離(有茎結腸節) (1)結腸端々吻合、 (2)有茎で切離した大腸の粘膜抜去を行った後、1で得たorganoid uintを播種。 3,術後、1週間で擬死し、有茎結腸節を取り出し、組織学的検討を行った。 結果 有茎結腸節は嚢胞状になり、内腔には透明粘液が充満する状態であった。嚢胞を開放すると肉眼的に表面は粘膜組織で覆われていた。さらに組織学的検討で粘膜組織内にPaneth細胞が確認された。 以上から、大腸粘膜を小腸粘膜に置換されたことが確認され、大腸粘膜の小腸粘膜化の目標が達成された。 これらの研究成果は、 2006年度 第106回 日本外科学会定期学術集会 演題「ラット胎仔小腸由来organoid unitを用いた、大腸粘膜小腸化の試み」 2006年度 39^<th> Annual Meeting of the Pacific Association of Pediatric Surgeons 演題"A New Method of Manufacturing Neointestine Using Organoid Units" で発表予定である。
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