研究課題/領域番号 |
16659541
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研究機関 | 神奈川歯科大学 |
研究代表者 |
豊田 實 神奈川歯科大学, 歯学部, 教授 (30130925)
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研究分担者 |
澤田 智慈 神奈川歯科大学, 歯学部, 講師 (20154148)
木本 克彦 神奈川歯科大学, 歯学部, 講師 (70205011)
田中 欣也 (田中 欽也) 神奈川歯科大学, 歯学部, 講師 (10257305)
清水 統太 神奈川歯科大学, 歯学部, 助手 (90329201)
野浪 亨 中京大学, 生命システム工学部, 教授 (20357750)
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キーワード | Ti / P / Ca / 酸化チタン / アパタイト被服型酸化チタン / 歯科 / 接着材 / 光触媒 |
研究概要 |
効果的な光触媒機能を有する材料を開発するため、酸化チタン光触媒に対してアパタイトを析出させアパタイト被覆型二酸化チタン光触媒の開発を行った。また、アパタイト強化のためフッ素性アパタイト被覆酸化チタンへの可能性を模索した。 生体内でアパタイトの生成を模倣するための擬似体液PBS(-)を調整し、PBS(-)の組成は1.NaCl,2.KCl,3.KH2PO4,4.Na2PO4で、PBS(+)のCaCl2を用いて擬似体液とした。浸漬条件として温度を40℃、時間を1時間とした。反応させた二酸化チタンの粒子の大きさは30nmと180nmの大きさの粒子を選択し、PBS(-)とPBS(+)調整、添加し反応させて1時間経過後12時間放置し、その間2%フッ化ナトリウムを反応させた。アパタイト二酸化チタン光触媒は、蒸留水で洗浄しながら遠心分離機により注出し乾燥させ顆粒状にした。資料は1:180nmF1 2:180nmF2 3:30nmF1 4:30nmF2としてF1 F2はフッ素の反応方法の違いとした。 定性分析 島津社製EPMA8705IE2H3により、加速電圧:20kV、試料吸収電流15nA、Ti:2.750Å ka線、Ca:3.360Å ka線、F:18.306Å ka線により精製されたアパタイト被覆二酸化チタンの定性分析を行った。 分析所見 試料1:細かい粒子の集合体からなる粉体の塊の像(直径は1μmより小さい) 試料2:試料1と同様の所見 試料3:試料1よりもやや粒子が大きく角がとがった粒子像 試料4:試料3と同様の所見 以上が分析所見であるが試料2,4の試料のフッ素が多く検出できたことからフッ素が何と結合し、どのような組成にあるか検討していきたい。
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