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2004 年度 実績報告書

終末部細胞分化能を利用した唾液腺再生医療の開発

研究課題

研究課題/領域番号 16659558
研究機関九州大学

研究代表者

白砂 兼光  九州大学, 大学院・歯学研究院, 教授 (30093420)

キーワード唾液腺 / 発生 / 分枝形成 / 分化 / 増殖因子受容体 / 上皮・間葉相互作用 / 再生医療 / 幹細胞
研究概要

唾液腺の発生は口腔上皮の肥厚が粘膜直下の間葉組織へ索状に侵入することによって始まる。その時期はマウス顎下腺で胎生12日(E12)である。E12.5から13の顎下腺を器官培養し、分枝形成を観察することによって唾液腺形成は上皮-間葉相互作用によって調節されていることが明らかになってきた。すなわち、EGF受容体、FGF受容体I、およびHGFの特異的受容体c-Metからのシグナルが分枝形成に重要である。
再生医療を考えると、個々の生体から正常幹細胞を分離し、in vitroで増殖、分化させ、元の生体に戻すことが必要となる。Goodellら提唱するHoechst33342染色性のいわゆるside population(SP)がマウスやヒト唾液腺に存在するかについて検索し、少なくともSP細胞が存在することを確認した。それら細胞はいかなるマーカーをもつのか、いかなる分化能を発揮するのかついて検索中である。

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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