研究課題/領域番号 |
16659588
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研究機関 | 福岡歯科大学 |
研究代表者 |
筒井 昭仁 福岡歯科大学, 歯学部, 助教授 (90018937)
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研究分担者 |
埴岡 隆 福岡歯科大学, 歯学部, 教授 (00144501)
晴佐久 悟 福岡歯科大学, 歯学部, 助手 (10330961)
堀口 逸子 順天堂大学, 医学部, 助手 (50338399)
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キーワード | 歯周疾患 / 口腔保健教育 / グループ学習 / PRECEDE-PROCEED model / 行動変容 / 肥満 / 産業保健 / 歯科衛生士 |
研究概要 |
本研究は、成人を対象に、少人数グループ単位で学習援助型の口腔保健教育・指導を行い、歯口清掃状態や間食の摂取状況などの変化、その他関連すると思われる一般保健行動の変容の様子を観察し、歯周の状況との関連を調べる、また口腔保健行動を含む各種保健行動の変容、歯周疾患を主とする口腔状態の改善状況と、肥満改善などの全身状態の関連性を観察し、全身疾患のリスク指標に及ぼす効果を明らかにすることを目的としている。 平成16年度は、某企業の従業員を対象にPRECEDE-PROCEED modelをベースに開発した質問紙の配布・回収と、平成16年度教育・指導対象者の口腔診査、および口腔内写真撮影を行い、ベースライン情報を収集した。 質問紙調査の対象者は305名(男:235、女:70)で、年齢は45.6±10.4歳であった。 歯や歯グキが関係する日常生活における困り事として、この1年間に、美味しく食べることができなかったものが44%、よく眠れなかった経験のあるものが15%いた。また、仕事が手につかなかったことがあるものが15%、休んだ、遅刻・早退が13%みられた。自覚症状としては歯磨き時の出血のあるものが60%と多かった。歯磨きは1日2回以上磨くものが68%であった。歯間清掃具の使用者はたまに使うものも含めると47%であった。今回の教育・指導の受講希望は、受けたいと思う、まあまあ思うものを合わせると49%となった。 歯科健診対象者は31名(男:24、女:7)で、年齢は46.5±11.1歳であった。CPI診査結果で、コード3が最も多く52%、次いで2が32%、0と4が、それぞれ8%であった。 教育・指導は、衛生士2名が担当し、31名を4グループに分けて、それぞれ1回1時間を2週間毎に3回行った。ねらいは、歯頸部と歯間部のプラークのコントロールで、方法は、学習援助型の口腔保健教育・指導を基本とし、「気づき」をきっかけとして学習意欲を引き出し、歯磨き技術も自己に合った磨き方を工夫することを中心に行った。
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