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2004 年度 実績報告書

地域密着型強震動予測・速報システムの構築に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 16681014
研究機関東京都立大学

研究代表者

小田 義也  東京都立大学, 工学研究科, 助手 (30336523)

キーワード地震動予測 / ニューラルネットワーク / 地域密着型 / 速報 / 防災
研究概要

平成16年度は、最小限の地震観測網(2観測点)のデータから面的かつ詳細な地震動分布を予測するため、ニューラルネットワーク技術を用いた地震動予測システムを開発した。開発した地震動予測システムは、過去の強震動データ、常時微動データ、そして、地盤分類データを学習することによって、未知の地震動を予測するものある。さらに、このシステムは増幅特性の非線形性、すなわち、入射する地震動の特性による応答特性の変化まで考慮することが可能である。予測に要する時間は非常に短く、神奈川県逗子市内を面的に覆う913地点を予測した場合でもパーソナルコンピュータ上で瞬時に結果が出力された。なお、今回は最大加速度を予測対象としたが、強震動データから計算可能な値(最大速度値や計測震度など)であれば、事前に学習を行うことにより予測することが可能である。
また、地震動予測システムを含む速報システムのプロトタイプの作成を開始した。プロトタイプシステムは、データ取得部(地震計、AD変換、波形表示)、地震検知部、通信部、地震動予測部(上記システム)、そして、予測結果表示部という構成になっている。最終的には地震検知後30秒以内に地域の面的地震動予測図が表示されることを目指している。
次年度以降は、プロトタイプシステムを完成させ、実践の中でその適用性や、予測結果の効果的な活用法について(インターネットでの公開やGISを活用した避難経路の解析など)検討を行う予定である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2004

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] ニューラルネットワークによる即時的地震動分布予測に関する研究〜逗子地域への適用〜2004

    • 著者名/発表者名
      小田 義也
    • 雑誌名

      土木学会第59回年次講演概要集 59(CD-ROM)

  • [雑誌論文] ニューラルネットワークを用いた即時的震度予測2004

    • 著者名/発表者名
      小田 義也
    • 雑誌名

      第23回若手地震工学研究者の会セミナー 23

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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