研究概要 |
本年度はケラチノサイトのtoll like receptorのシグナルを調べるためMyd88 dependent,あるいはindependentに働くことが他の細胞でわかっている分子のdominant negative mutantあるいはwild typeを発現するアデノウイルスベクターを作製した。pEF-BOS-FLAG-hMyD88dDD、pEF-BOS-FLAG-mTIRAP(P195H)、pCMV-Myc-hTRIFdNdCは大阪大学審良教授より供与いただいた。pcDNA4-IRAK4DN、pcDNA4-FADDDNは北海道大学柴田教授より、pME-FLAG-TRAF2DN,pME-FLAG-TRAF6DN,pME-FLAG-TRAF2wt,pME-FLAG-TRAF6wtは東京大学井上教授より、pCMV-TAK1 wt,pCMV-TAK1DN,pCMV-TAB1,pCMV-TAB2は名古屋大学松本教授より供与していただいた。これらのcDNAを酵素で切り出しCOS-TPA法にて組換えアデノウイルスベクターを作製した。現在ケラチノサイトに感染実験を行いWestern blot法にて蛋白発現を確認中である。またTAK1をケラチノサイト特異的にノックアウトするためにマウスの飼育を行っている。
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