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2004 年度 実績報告書

インプラントに加わる荷重の生体内三次元測定に基づくインプラント義歯設計の検討

研究課題

研究課題/領域番号 16689028
研究機関東北大学

研究代表者

川田 哲男  東北大学, 大学院・歯学研究科, 助手 (80292225)

キーワードインプラント / 咬合力 / 三次元 / 荷重 / 生体内測定 / インプラント義歯
研究概要

本研究は,インプラント義歯治療の良好な予後を期待する上で,機能時に加わる荷重の大きさのみならず方向を考慮した設計を行うためのデータを蓄積するために
1)様々な咬合の義歯を装着し支台インプラント数や支台装置を変化させた際のオーバーデンチャー支台インプラントに加わる三次元的な荷重のリアルタイム測定を行う.同時に,義歯粘膜面に加わる荷重の多点同時測定および咬合力測定を行う.
2)MR画像とX線写真に基づき顎顔面三次元画像を構築後,三次元座標を設定し,インプラントの位置・角度および顔面形態と測定した荷重データの三次元複合解析を行う.
こととした.
今年度は,まず義歯粘膜面に加わる荷重の多点同時測定のためのセンサシートの校正を行い,100点以上の測定点において既知の荷重とセンサ出力の関係が0.9999以上と極めて高いこと,口腔内という湿度・温度において十分に耐えられることを確認後,義歯床下に応用し,口腔内測定を行った.その結果,咬合力の増加とともに床下粘膜荷重の増加と測定部位による違いが観察された.インプラントに加わる荷重については,三次元小型圧電センサをフィクスチャーに取り付けるための接合部品をナノオーダーで精密加工し製作することにより,測定可能とした.予備実験の結果,荷重はインプラントの部位および咬みしめ強さにより異なるは明らかとなった.三次元複合解析に関しては,CT写真をもとに患者の顔面形態を三次元構築し,三次元座標を設定するところまで行っている.

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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