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2004 年度 実績報告書

XML処理のためのプログラミング技術

研究課題

研究課題/領域番号 16700024
研究機関東京工業大学

研究代表者

千葉 滋  東京工業大学, 大学院・情報理工学研究科, 助教授 (80282713)

キーワードXML / アスペクト指向プログラミング / Java / オペレーティングシステム
研究概要

XML言語が普及するとともに、ソフトウェアに関係するありとあらゆるデータを表現するのにXML言語が利用されるようになってきている。例えばシステムの設定ファイルは、従来ならば専用の文法かあるいはLisp言語で広く普及したS式表現で記述されていたが、このような設定ファイルもXML言語で記述されるようになってきている。XML言語で書かれた設定ファイルは、開発者にとって直接的には読みにくいが、XML言語用に用意されている各種のツールや開発環境を用いて取り扱えるので、それらを使えばかえって扱いやすいという特徴をもつ。また、XML言語は現在では広く用いられているので、XML言語を好む開発者も少なくない。
本研究では、このようなXML言語による設定ファイルを使ったアスペクト指向言語を開発した。そのようなアスペクト指向プログラミング(AOP)言語としては、AspectWerkzやJBoss AOPが有名であるが、それらは汎用的なAOP言語である。本研究では、特定の目的に合わせたAOPシステムを開発した。ひとつはオペレーティングシステム・カーネル内にアスペクト指向によって時間測定コードを埋め込むためのKLASシステムである。またもうひとつは、Java言語で書かれたソフトウェアコンポーネントを結合させるためにアスペクト指向技術を使うGluonJシステムである。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2004 その他

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] 通信処理のカーネル内競合を検出するアスペクト指向カーネルレベルロガー2004

    • 著者名/発表者名
      柳澤佳里, 光来健一, 千葉滋
    • 雑誌名

      情報処理学会研究報告 2004-OS-97

      ページ: 33-40

  • [雑誌論文] GluonJによるビジネスロジックからのデータベースアクセスコードの分離2004

    • 著者名/発表者名
      石川零, 千葉滋
    • 雑誌名

      日本ソフトウェア科学会SPAワークショップ

  • [雑誌論文] A Source-level Kernel Profiler based on Dynamic Aspect-Orientation

    • 著者名/発表者名
      Y.Yanagisaawa, S.Chiba, K.Kourai
    • 雑誌名

      Proc. of Dynamic Aspects Workshop (To appear)

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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