研究概要 |
管理知識を能動的に再利用するネットワーク管理支援機構を実現するために,本年度は前年度に実装したプロトタイプシステムに対して,"様々な環境へ特化された管理知識の生成手法の導入"を行い,本研究の課題の一つである"対象とするシステムに特化した管理知識の能動的生成手法の実現"の検討を行った。具体的には以下の2点についての検討を行った。 1.協調プロトコルの再定義の検討 エージェント間の協調プロトコルを,AIRの概念により能動化された管理知識と構成情報間での協調・連携のためのプロトコルとして再定義した。この新しい協調プロトコルを用いることにより,協調・連携が容易になり,様々な環境への適応が容易になった. 2.環境へ特化した知識の生成手法の検討 管理知識と構成情報間で能動的に協調・連携を行うことにより,環境への特化された知識の生成を行わせる手法の検討を行った. 本年度はさらに,本年度設備備品により,実際の分散複合型情報ネットワークシステムに近い形でネットワークシステムを構築し,検討したプロトコルや手法を昨年度開発したAIRに適応させその評価実験を行い検討を行った。
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