• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2005 年度 実績報告書

大規模組織におけるVLANの相互接続方式に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 16700071
研究機関岡山大学

研究代表者

岡山 聖彦  岡山大学, 総合情報基盤センター, 助手 (20252588)

キーワードVirtual LAN / 相互接続 / データリンク層 / VLAN-ID / 動的割当 / 相互変換
研究概要

本年度は,VLANスイッチで構成される組織ネットワークにおいて,部署外から部署内へのデータリンク層レベルでの一時接続を実現するVLAN相互接続方式として,以下の各課題について研究開発を行った.
1 VLAN管理サーバおよび認証サーバの実装
前年度の設計を踏まえ,一時接続のためのVLAN-ID管理とVLANスイッチの自動設定を行うVLAN管理サーバと,部署外でユーザ認証を行う認証サーバの実装を行った.前者はPC上で動作するサーバプログラムとして新規作成し,後者は既存の認証サーバプログラムであるFreeRADIUSを拡張して,提案方式で使用する各サーバとの通信機能などを追加した.
2 システム全体の動作確認と性能評価
前述のサーバと前年度までに実装済みのVLAN-ID変換サーバに加え,VLANスイッチとユーザ端末を用いて実験ネットワークを構築し,動作確認実験と性能評価実験を実施した.動作確認実験として,ユーザ端末を部署外のVLANスイッチに接続すると,認証サーバによるユーザ認証後,VLAN管理サーバが一時接続のためのVLAN-IDを割り当ててVLANスイッチを設定すると共に,VLAN-ID変換サーバが部署外と部署内のVLAN-IDを変換することにより,ユーザ端末が所属部署のネットワークにデータリンク層レベルで接続され,これら一連の動作がすべて自動的に行われることを確認した.一方,性能評価実験については,VLAN-ID変換サーバ単体の性能評価は前年度に実施済みであるため,本年度は一時接続に要する時間を計測した.その結果,ユーザ認証の開始からVLANスイッチの設定とVLAN-IDの変換開始が完了するまでの平均時間は3.72秒であり,十分実用的であることを確認した.

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] A Method of Dynamic Interconnection of VLANs for Large Scale VLAN Environment2005

    • 著者名/発表者名
      Kiyohiko Okayama
    • 雑誌名

      Proc.of The 6th Asia-Pacific Symposium on Information and Telecommunication Technologies (APSITT2005)

      ページ: 427-432

  • [雑誌論文] VLAN相互接続方式に基づくシステムの設計と実装2005

    • 著者名/発表者名
      二串信弘
    • 雑誌名

      情報処理学会 分散システム/インターネット運用技術シンポジウム2005論文集

      ページ: 13-18

URL: 

公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi