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2005 年度 実績報告書

力覚と視覚を介してインタラクション可能な等身大バーチャルヒューマンの開発

研究課題

研究課題/領域番号 16700087
研究機関東京工業大学

研究代表者

橋本 直己  東京工業大学, 精密工学研究所, 助手 (70345354)

キーワード等身大インタラクション / バーチャルリアリティ / 力覚提示 / 動作データベース / モーシャンキャプチャ
研究概要

今年度は、等身大バーチャルヒューマンとユーザのインタラクションをより充実させるために、システムを駆動するフレームワークの改善を行った。
まず、これまでは等身大力覚提示装置SPIDAR-Hのみを使ってユーザはインタラクションを行っていたが、これを拡張し、データグローブを介して指先までの動きを入力として取り込めるようにした。さらに手の甲に加速度センサを装着し、試作しているキャッチボールコンテンツにおいて、ユーザの詳細な腕の動きに応じて、対応する動作データをデータベースより引き出すようにした。これらの改良はフレームワーク側で行い、各デバイスの有無に併せて、透過的にシステムがユーザの動作状況をセンシングし、それに併せたバーチャルヒューマンの動作生成を行えるように実装を行った。
次に、これまでは事前にモーションキャプチャによって計測した動作データをデータベースに蓄積しておくだけであったが、システムを体験しているユーザの動作を同時にモーションキャプチャし、その動作をデータベースに反映することで、システムが自動的にバーチャルヒューマンの動作パターンを増やしていくことを可能にした。モーションキャプチャには6台のカメラを用いた光学式トラッカを用い、没入型ディスプレイと共存できるように工夫して取り付けた。動作データを大量に準備することがデータ駆動型の問題であったが、自動的に動作を取り込める枠組みをシステムに組み込むことで、この問題を解決することが可能になった。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (4件)

  • [雑誌論文] Immersive Multi-Projector Display on Hybrid Screens with Human-Scale Haptic Interface2005

    • 著者名/発表者名
      Seungzoo Jeong, Naoki Hashimoto, Makoto Sato
    • 雑誌名

      IEICE TRANSACTIONS on Information and Systems Vol.E88-D, No.5

      ページ: 888-893

  • [雑誌論文] 力覚を介した等身大インタラクションのためのリアクティブバーチャルヒューマンの設計2005

    • 著者名/発表者名
      鄭 承珠, 石川 俊明, 長谷川 晶一, 橋本 直己, 佐藤 誠
    • 雑誌名

      情報処理学会研究報告 2005-EC-1 Vol.2005, No.59

      ページ: 43-48

  • [雑誌論文] Human-scale multi-modal interaction with virtual human based on force feedback2005

    • 著者名/発表者名
      Seungzoo Jeong, Naoki Hashimoto, Makoto Sato
    • 雑誌名

      2005亜洲芸術科学学会論文集 Vo1.1,No.1

      ページ: 17-18

  • [雑誌論文] Reactive Virtual Human System with Haptic sensation and Adaptive Function2005

    • 著者名/発表者名
      Seungzoo Jeong, Woong choi, Naoki Hashimoto, Makoto Sato
    • 雑誌名

      In Proceedings of CyberWorld2005

      ページ: 461-466

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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