研究課題
(1)個人用プロキシによる個人情報と共有情報の融合の検討個人用のWebプロキシを個人用計算機の管理に応用する手法について考案し、試作した。オフィスのLAN環境において、接続計算機の利用責任者、所在、使用IPアドレス、MACアドレス、導入済ソフトウェアなどを厳格に管理することが求められている。情報漏曳防止、著作権保護が叫ばれる中、外部に対する説明責任という観点から、小規模なオフィスや教育機関も例外ではない。しかしながら、これらの台帳管理は非常にユーザや管理者にとって大きな負担を強いる。そこで、インストール済ソフトウェアのライセンスに関する報告や、IPアドレスの割り振りについてユーザと管理者の双方についての負担を明らかにし、それらを軽減する手法について提案した。具体的には、利用者に3つのクラスを設け、利用者自身がWebプロキシを利用することで、管理台帳を簡単に更新できるように誘導する。(2)利用者の特徴を考慮したメール分類機構の組み合わせ法迷惑メールと正当メールの分離を行う際にユーザの特徴を考慮した分類が必要である。しかしながら、システムにユーザの特徴を設定するためのユーザの手間と時間が問題となる。この工数を軽減するために、既存のメール分類機構を融合して、1つのメール分類機構を構成する方法を提案・実装し評価した。この手法を用いることで、特殊なメールツールを使用することなしに、ユーザの初期設定を軽減したままメールの高度な分類を行うことができることを明らかにした。
すべて 2006
すべて 雑誌論文 (3件)
情報処理学会研究報告 DPS-127
ページ: 31-36
マルチメティア,分散,協調とモバノルシンポジウム(DICOMO2006) 2006・6
ページ: 637-640
第14回マルチメディア通信と分散処理ワークショップ 2006・15
ページ: 97-102