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2004 年度 実績報告書

時系列位置データ類型化法の開発とそのスポーツデータマイニングへの応用に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 16700144
研究機関島根大学

研究代表者

平野 章二  島根大学, 医学部, 助手 (60333506)

キーワード機械学習 / パターン理解 / データマイニング
研究概要

本研究は,時系列的に変化する空間(位置)データからの知識獲得法を確立するとともに,データマイニング技術のスポーツの分野への応用例を示し,スポーツデータマイニングの先駆けとすることを目的としている。
研究初年度である本年度は,開発用ワークステーションを導入し,サッカー試合記録データの基礎的性質に関する分析を行った。まず,IN GOALシリーズを自動的に選別してそれぞれのGOALに至るパス経路を可視化するツールを開発し,試合記録データの時空間データとしての不均質性等について確認した。次に,これまで開発を進めてきた1次元時系列の多重スケール比較法について,2次元開図形への適用に必要となる改良と相違度の拡張を実施し,実データに適用して基礎的類型化実験を行った。実験に用いた64試合のデータでは,クラスタ内の均一性に欠けるながらも,ステップ数が多くループを含むパス系列のクラスタ,クロスパスを含む系列のクラスタ,数ステップでゴールに至る系列のクラスタなど,パス経路の特徴を反映したクラスタを生成できたため,その成果をヨーロッパにおける知識発見の中心的国際会議であるPKDD-2004に投稿したところ,査読過程においてスポーツデータマイニングの先駆的実践例として評価を得るとともに,会議においても多くの関心とコメントを得た。また,計算量の増加が予想されたため,ベースとなる多重スケール比較法を既存のPCクラスタへ実装する可能性についても検討を行い,その成果をSAINT-2005において発表した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2005 2004

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] A Parallel, Strucutural Comparison Scheme of Time-Series Implemented on a PC Cluster2005

    • 著者名/発表者名
      S.Hirano, S.Tsumoto
    • 雑誌名

      Proceedings of the SAINT Workshop on Computer Intelligence for Exabyte Scale Data Explosion

      ページ: 344-347

  • [雑誌論文] Finding Interesting Pass Patterns from Soccer Game Records2004

    • 著者名/発表者名
      S.Hirano, S.Tsumoto
    • 雑誌名

      Proceedings of the Eighth European Conference on Principles and Practice of Knowledge Discovery in Databases (PKDD-2004) LNAI 3202

      ページ: 209-218

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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