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2004 年度 実績報告書

Web情報を用いた新アイデア創発支援環境の構築

研究課題

研究課題/領域番号 16700150
研究機関広島市立大学

研究代表者

砂山 渡  広島市立大学, 情報科学部, 助教授 (40314398)

キーワードアイデア創発 / インタフェース / Web情報 / 情報獲得 / 情報理解 / 情報活用 / インターネット
研究概要

本年度は、アイデア創発支援環境に必要な情報を提供するシステムを完成させた。まず、インターネット上のWebページを、アイデア発生に有効なWebページのテーマに関わる情報と、それ以外のノイズとなる情報に分類して分割を行なうシステムを完成させた。
その上で、分割された各要素の中から、Webページの重要文を抽出する自動要約システム、およびテキスト以外の画像情報として、各Webページに含まれる適切な文字ラベルが付与された画像を、Webページから抽出するシステムを完成させた。
また、アイデアの発生に役立つように、できるだけ異なる話題を含むようにWebページを分類して提示するシステムを完成させた。同様に、ラベルの付いた画像情報に対しても、検索語との関係が一定以上存在するものに限定することで、存在する情報全体を画像を並べることにより確認できるシステムを完成させた。
次に、アイデアの発生を支援する方法の提案と検証を行なった。ひとつは、多角的な話題収集とアイデアの発散との関係を検証し、結果として多角的な話題収集により、多様なアイデアが生成されることを確認した。また、組み合わせに基づく創造活動を対象として、既存のものの膨大な組み合わせの中から、有効な組み合わせを提示する方法を提案し、現存するアイデア商品の予測が行なえることを確認し、アイデアに役立つデータを判別する指標を生成することができた。
最後に、アイデアの生成に役立つ複数の指標をもとに、既存の商品を表すキーワードを組み合わせて、新アイデアの発生を行なうためのインタフェースを試作した。現在作成中のインタフェースは、さまざまな指標の選択と重み付けを試す中で、ユーザの目的に合った指標の生成を支援する。提案するインタフェースを活用することにより、インタフェースを活用しない場合に比べてアイデアの発生数が多くなることが確認できている。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2005 2004

すべて 雑誌論文 (5件)

  • [雑誌論文] Panoramic View System for Extracting Key Sentences Based on Viewpoints and an Application to a Search Engine2005

    • 著者名/発表者名
      Wataru Sunayama, Masahiko Yachida
    • 雑誌名

      Journal of Network and Computer Applications 28,2

      ページ: 115-127

  • [雑誌論文] 重要文抽出によるWebページ要約のためのHTMLテキスト分割2004

    • 著者名/発表者名
      砂山渡, 井山晃洋, 谷内田正彦
    • 雑誌名

      電子情報通信学会論文誌 J-87-D-I,12

      ページ: 1089-1097

  • [雑誌論文] 画像検索のためのWebテキストを用いた画像クラスタリング2004

    • 著者名/発表者名
      砂山渡, 永田晶子, 谷内田正彦
    • 雑誌名

      人工知能学会誌 19,6

      ページ: 580-588

  • [雑誌論文] 多角的な話題の収集を目的とした話題の独自性に基づくWebページの分類システム2004

    • 著者名/発表者名
      井山晃洋, 砂山渡, 谷内田正彦
    • 雑誌名

      人工知能学会誌 19,6

      ページ: 561-570

  • [雑誌論文] 有効な組み合わせの発見による創造活動支援2004

    • 著者名/発表者名
      西原陽子, 砂山渡, 谷内田正彦
    • 雑誌名

      電子情報通信学会論文誌 J-87-D-I,10

      ページ: 939-949

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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