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2004 年度 実績報告書

造形デザイナの感性を理解するコンピュータ支援設計システム

研究課題

研究課題/領域番号 16700206
研究機関大阪大学

研究代表者

金谷 一朗  大阪大学, 大学院・基礎工学研究科, 助手 (50314555)

キーワード複合現実感 / デザイン工学 / コンピュータ支援設計 / K-Vector / HYPERREAL
研究概要

本研究は,デザイナ(特に工業デザイナ)の造形行為を知性的,感性的両面からとらえ,モデル化し,コンピュータ上に実装することで,デザイン行為を理解し,支援することを目的とするものである.
本研究者はこれまでに,デザイナが描くデザイン曲線,および工業デザインに多用されるデザイン曲線定規に現れる審美的曲線群の「味わい」を曲線の幾何学的特徴で表す方法を発見し,数式モデル化することに成功している.この数式モデルはK-Vectorと名付けられる.また,K-Vectorを3次元ユークリッド空間に拡張し,曲面の審美性および「味わい」をも数式化することに成功している.これらの成果をふまえ,平面および立体のデザイン定規を作製し,デザイン支援への応用を試みている.
本研究者はこれまでに,デザイン支援のための複合現実感応用デザイン支援システム(HYPERREALと名付けられる)の試作システムを構築している.従来のコンピュータ支援デザインシステムでは立体物のデザインを平面上で行い,(試作段階で)そのデザイン性を評価する場合は3次元プリンタのような高速造形装置を用いて実体化しモックアップを作製することによって行っていた.HYPERREALデザイン支援システムは,複合現実感技術を用い,モックアップの形状(の見た目)を直接操作することができるシステムであり,本システムを用いることによって効率的な形状デザインが可能となる.

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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