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2005 年度 実績報告書

自動筆跡鑑定技術の開発と起業シードとしての検討

研究課題

研究課題/領域番号 16700208
研究機関山口大学

研究代表者

水上 嘉樹  山口大学, 工学部, 助手 (60322252)

キーワード筆跡鑑定 / 署名照合 / 個人性 / 変位計算 / 統計
研究概要

H17年度交付申請書に記載した実験計画に基づき研究活動を行った。すなわち、1)平成16年度に作成した筆跡鑑定アルゴリズムのためのライブラリの動作確認、2)筆跡データベースを用いた筆跡鑑定アルゴリズムの有効性の検討、3)研究成果の発表(国際会議、国内講演会),4)筆跡鑑定に関する研究調査を行っている研究者へのヒアリング、と大きく4つの作業である。作業1については、筆跡画像を用いて変位計算シミュレーションを実施し、得られた数値結果を視覚的に表示することで妥当性を確認したことに加えて、収束指標である評価関数の推移から振動問題等が発生していないことを確認した。作業2については、手書筆跡データベースに基づき提案手法の有効性の検討を行った。作業3については、画像電子学会年次大会(開催地:長野)、International Conference on Image Analysis and Processing(開催地:イタリア)にて成果発表を行った。特に、後者では数少ないオーラルプレゼンテーションに選出されるという高い評価を得ることができた。作業4については、長年、筆跡鑑定の自動化技術に従事されている大学研究者、および、企業の研究所を訪問し、提案手法の現状課題の洗い出し、および、事業シードとしての予備的な評価を行った。得られた研究成果を以下に示す。
筆跡に含まれる変位成分が個人性を反映しているという仮定のもとに、変位計算と正規化処理を行う統計的筆跡鑑定法を提案した。基礎的なシミュレーションを実施し、提案手法の有効性を明らかにした。今後の課題として、引き続いての提案手法の評価、および、計算速度の高速化が望まれる。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Statistical displacement analysis for handwriting verification2005

    • 著者名/発表者名
      Yoshiki Mizukami
    • 雑誌名

      Lecture Notes in Computer Science, Proc.of ICIAP 3617

      ページ: 1174-1181

URL: 

公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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