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2004 年度 実績報告書

ファカルティ・ディベロップメントの視点を取り入れた大学図書館の教育支援機能研究:米国のケース・スタディを中心に

研究課題

研究課題/領域番号 16700239
研究機関長崎大学

研究代表者

長澤 多代  長崎大学, 大学教育機能開発センター, 助手 (30346944)

キーワード大学図書館の学習・教育支援機能 / パートナーシップ / ファカルティ・ディベロップメント / 情報利用教育 / アーラム・カレッジ / ミシガン大学 / 図書館員 / 大学教員
研究概要

1990年代に入って,日本の大学では,18歳人口の減少やグローバル化の進展を背景として,問題発見・解決型の教育が検討されるようになった。大学図書館では,学生の問題発見・解決スキルを情報探索の面から支援するために情報利用教育を実施してきた。だが,多くの図書館関係者が,授業との関連や教員との協力関係がないままに情報利用教育を実施してもその効果が十分に得られないと指摘してきた。そのために,大学教育を背景とした教員と図書館員のパートナーシップについて検討することが重要になると考えた。本研究では,米国の先行事例をもとに,教員と図書館員のパートナーシップが,大学図書館が実施する学習・教育支援の中でどのように構築されてきたのかその全体像を明らかにすることを目的としている。
2004年度には,アーラム・カレッジとミシガン大学のデータを収集・整理しながら,研究計画を見直してきた。その結果,事例対象,分析の視点を次のように見直した。
(1)事例対象:アーラム・カレッジとミシガン大学の事例に加えて他の事例調査を予定していた。だが,2005年度までは,両大学のみを対象とすることにした。
(2)分析の視点:ファカルティ・ディベロップメント研究(組織開発)におけるチーム・ビルディング,意思決定,葛藤の管理の視点からデータの分析を予定していた。だが,チーム・ビルディングに焦点をあて,これを「パートナーシップの構築」ととらえなおして,教員と図書館員のパートナーシップ構築のプロセスを分析することにした。
2005年度には,アーラム・カレッジとミシガン大学の追跡調査を実施し,その結果を,口頭発表と論文を通して公表することを予定している。

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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