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2005 年度 実績報告書

超音波を用いた患部追跡型低侵襲癌治療システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 16700382
研究機関山形大学

研究代表者

柳田 裕隆  山形大学, 工学部, 助手 (80323179)

キーワード超音波アレイ / デルタシグマ変調
研究概要

治療用アレイ
20kHzの周波数の超音波を用いて、焦点にエネルギーを集中させる方法を提案した。2次元アレイトランスデューサーを設計製しそれぞれの素子から送波する信号の制御をデザインし、実際に作られる音場をシミュレーションにより再現した。多数の信号発生器とアンプを必要とする本手法の問題点を克服するために信号はデルタシグマ変調により1ビット化した。このことにより、信号発生器は1ビットのパターンジェネレーターを用いればよく、アンプもスイッチングアンプを用いることができる。(チャンネルに任意波形発生器やリニアアンプをつける必要がなくなる)
シミュレーションにより超音波エネルギーを集中させるごことができることを確認した。デルタシグマ変調の次数を変更することによって音場が変化するが、現在のアレイ配置では時間2次のデルタシグマ変調を用いれば十分であり、さらに高次のデルタシグマ変調は必要ないこともわかった。
診断用アレイ
シミュレーションで設計したアレイおよび送波信号を実際の実験するために、ハードウェアに実装するための検討も行ってきている。現在VHDLを用いて実装したときのゲートの最適化およびそれによって決定される石のサイズの決定をしている。具体的には外部ピンアサイン、FFT、RAM、送信データ格納用RAM、遅延データ乗算ユニット、相互相関ユニット等を実装させている。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 高次数2次元ΔΣ変調とサーキュラーアレイによる収束音場形成2006

    • 著者名/発表者名
      岡部智仁, 柳甲裕隆, 田村安孝
    • 雑誌名

      日本音響学会講演論文集 CD-ROM

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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