研究課題
本研究の目的は、リアル世界とeラーニングの世界とを網羅的に包括した学習管理環境を実現することである。ここでは、学習者/教員のコアコンピタンスの育成・強化機能を中心とするeラーニング環境を探求することが意識される。本研究の目的達成のために、以下の3点の工夫を試みる。1.リアル世界とeラーニング世界との統合・連携のために、リアル世界へのICデバイスの導入2.学習者に対する迅速かつ適切な学習情報提供のために、eラーニングでのOneStopサービスの実現3.学習および学習支援を効果的かつ効率的に実現するために、学習支援・評価ツールのWebServices化平成16年度は主として、「リアル世界の活動を記録するための機構の整備」を行った。まず、ICデバイス利用による学習活動の記録形態、記録情報の内容、記録情報の活用方法の確認を行った。確認対象として、学生数および教室空間の容量に応じて、少規模(学生数10名程度。ゼミ室利用)/中規模(学生数50名程度。一般講義室利用)/大規模(学生数100名強。大教室階段利用)の3種を想定している。次に、ICデバイスの情報とeラーニングとの連携の可能性を確認した。ICデバイス上で機能するeラーニング用アプリケーションの仕様策定、およびeラーニング上で機能するICデバイス内の情報を取り込むためのアプリケーションの仕様作成を行う。各アプリケーションのプロトタイプを作成し、機能テストを行った。これらの研究成果は、日本教育工学会、教育システム情報学会、情報技術フォーラム、日本人工知能学会の各全国大会/研究会にて報告した。
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教育システム情報学会研究会論文集 Vol.19, No.6
ページ: 72-79
ページ: 88-93
ページ: 94-101
教育システム情報学会第29回全国大会論文集 Vol.29
ページ: 187-188
ページ: 261-262
第3回情報科学技術フォーラム講演論文集 Vol.3, No.2
ページ: 124-125