研究課題
本研究は、学習者/教員のコアコンピタンスの育成・強化機能を中心とするeラーニング環境を探求することをねらいとする。ここでは、学習者/教員のコアコンピテンスを以下のように捉える。学習者のコアコンピテンスとは、「学習する態度」である。具体的には、与えられた問題の効果的・効果的解決のために必要なリソースを収集・統合・整理・まとめあげる能力、およびメタ認知能力とする。また、教員のコアコンピテンスとは、「学習者のコアコンピテンス獲得を支援する能力」である。具体的には、課題設定力、学習活動に対するアセスメント力、そして成果評価とフィードバックを適切に行うための能力とする。この目標を達成するために、次の3点の工夫を試みる。1.リアル世界とeラーニング世界との統合・連携のために、リアル世界へのICデバイスの導入2.学習者に対する迅速かつ適切な学習情報提供のために、eラーニングでのOneStopサービスの実現3.学習および学習支援を効果的かつ効率的に実現するために、学習支援・評価ツールのWebServices化本年度(平成17年度)の研究成果は以下の通りである。(1)eラーニングシステムとICデバイス管理機構との連携環境の調整(2)eラーニングでのOneStopサービスの実現のための情報処理機構の設計・実装当該学習者の現在の学習状況(授業参加状況、課題遂行状況など)と、学習者が関係する科目での授業進捗状態とをマッチングさせ、当該学習者にとって最適な学習情報およびアドバイスを、eラーニングシステムにログインした直後にシステム側から提示するための機構を整える。
すべて 2005
すべて 雑誌論文 (6件)
情報科学技術レターズ Vol.4
ページ: 89-90
日本教育工学会 第21回全国大会講演論文集 Vol.21
ページ: 311-312
教育システム情報学会30周年記念全国大会講演論文集 Vol.30
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Proceedings of 2nd Joint Workshop of Cognition and Learning through Media-Communication for Advanced e-Learning Vol.2
ページ: 128-137
人工知能学会先進的学習科学と工学研究会論文集 SIG-ALST-45
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